本ページは広告が含まれます。私たちのパートナーのリストを公開しています。
「論語と算盤」のあらすじ・要約・まとめ・10人の読書家の感想をご紹介します!
「人間性を磨くにはどうしたらいいだろう」
「社会で生き抜くために何が必要か知りたい」
そんな方におすすめしたい本が「論語と算盤」。
論語と算盤を読めば道徳と経済を両立できる人生を歩めます。稼ぐだけの人生から脱却したい方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
\今なら無料で読めます/
初回登録で1000冊以上無料
初月無料で読み放題
\今なら無料で聞けます/
初回登録1ヶ月無料
移動時間にスキルアップ
author:執筆者:高橋渉
「論語と算盤」とは
「論語と算盤」とはKADOKAWAによって2008/10/24に出版された渋沢栄一氏による著書です。
本の詳細 | 内容 |
---|---|
タイトル | 論語と算盤 |
著者 | 渋沢栄一 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2008/10/24 |
ページ数 | 320 |
言語 | 日本語 |
寸法 | – |
ISBN-10 | 4044090017 |
ISBN-13 | – |
「論語と算盤」のあらすじ・要約・まとめ
「論語と算盤」のあらすじ・要約・まとめをご紹介します。
「論語と算盤」のあらすじ
論語と算盤は「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一氏の著書。企業を創業するにあたり、自身の思想を表明したものです。
論語=中国の思想家孔子が説いた道徳の指南書
算盤=経済
一見、道徳と経済はミスマッチです。しかし本書では「道徳」と「経済」の両立が重要だと説いています。
道徳と経済はかけ離れた存在にも思えますが、人間が生きていく上で欠かせないという共通項があります。ビジネスを成功させるには、まず人格を磨き上げ、達観的思想を持つことが大切だと伝えているのです。
- ビジネスマンとしてさらに活躍したい
- 人間的に大きく成長し社会貢献したい
- 起業家として成功したい
こんな人にこそ読んでほしい名著です。
著者はどんな人物?
渋沢栄一氏は、大蔵省を経たあと約480社の事業を起こした偉大なる起業家です。明治から昭和にかけて「みずほ銀行」「王子製紙」など数々の大企業を設立。70歳でビジネスの世界を引退した後も、日中関係や日米関係の改善のため民間外交に尽力。その偉大なる功績から、2度にわたりノーベル賞候補にノミネートされ、人格者としても有名です。
「論語と算盤」の要約ポイント
「論語と算盤」の要約ポイントは以下の通りです。
- 智・情・意
- 視・観・察
- 良い競争と悪い競争
- 仕事に積極性をもつ
各ポイントについて、要約を解説していきます。
①智・情・意
智・情・意とは?
人がもつ3つの心的要素です。以下、それぞれが示す意味。
智(ち)=知識:物事を知り、考えたり判断する力
情(じょう)=感情:心で感じる喜怒哀楽、心の働き
意(い)=意思:なにかをする時の心もち、決断
渋沢氏は「智・情・意」について以下のように記述し、解釈しています。
”「智、情、意」の三者が各々権衡を保ち、平等に発達したものが完全の常識だろうと考える”
引用元:論語と算盤
”「知恵、情愛、意思」の3つがバランスを保ち、平等に備わってこそ完全な常識だ”
- 智:知識や知恵があれば物事の判断ができます。
- 情:情愛があれば知恵が十分に発揮されます。知恵とのバランスの調和に必要。
- 意:意思で情をコントロールします。意思がなければ何もはじまらず、行動もできません。
知恵があれば善悪を見分けられ、メリットやデメリットを判断できます。物事の本質を見抜けるのです。しかし知恵が働く人が情愛を欠くと、自分の利益だけを考えてしまいかねません。極端な行動をする可能性もあります。
情愛はこのバランスを調和してくれるのです。情愛があればトラブルに巻きこまれる確率が減るでしょう。ただ情は瞬間的に湧きあがるため、流されてしまうことがあります。感情が走りすぎると弊害を招きます。
そこで意思が必要です。動きやすい感情をコントロールするには強い意志が欠かせません。なにかを決めるときも意思がなければ不可能といえます。ですが意思だけあっても、知恵や情愛がなければ偏った人間になるでしょう。
なにか1つに秀でているのではなく、すべて備わることが必要なのです。
これを裏づけるように「論語と算盤」の「論語」の作者である孔子は、一般的な「常識人」だったといわれています。
特に卓越した才能や長所があったというわけでもなく、かといって欠点もない人物だったそう。だからこそ「論語」に書かれている名言の数々は、多くの人の心に響く力を持っています。
②視・観・察
視・観・察とは?
孔子が、人となりを観察するときに重要視したことです。
渋沢氏は「論語と算盤」の中で「視・観・察」を以下のように解釈しています。
視(し)=視る:外見、行動を見るという意味
観(かん)=観る:行動に至るまでの直接的な原因を推測すること
察(さつ)=察る:何に対して満足感を得ているのかを推し量ること
人を観察する時にこの3点を意識していれば、おのずと人となりが明確になると説いています。
- 視:まず見た目から判断します。どんな外見で、どのような行動をしているかをみる。
- 観:次に動機を探ります。どういう意思をもち行動しているのか、その背景を推測します。
- 察:最後にその人が何に喜び、満足しているのかを確かめます。
その人がどういう行動をしているのか、それにはどんな動機があって、何に満足しているのか。
同じ「みる」でも着目するところが異なります。
渋沢栄一は本書の中で下記のように言っています。
”金儲けを品の悪いことのように考えるのは、根本的に間違っている。しかし儲けることに熱中しすぎると、品が悪くなるのもたしかである。 金儲けにも品位を忘れぬようにしたい”
引用元:論語と算盤
”金儲けは悪いことではないが、それにとらわれると品位が失われるため、忘れないようにしたい”ということ。
具体的に説明します。
経営者AさんとBさんがいたとします。両者とも会社の業績をあげるため奮闘し、利益を得ようとしました。その結果、会社は軌道に乗り業績は同じくらい好調です。
・Aさんは得た利益を従業員に還元。給料アップや福利厚生の充実に使い、公共事業に寄付もしました。
・Bさんは得た利益で別荘や新しい車を買い、自分のためにお金を使いました。
Aさんは人や社会に貢献すること、Bさんは自分の生活を良くすることに満足を得ています。
Aさんには品位がありますが、Bさんはお金にとらわれてしまいました。
両者とも業績をあげるための行動をして、利益を得ることが目的である点は同じです。しかし満足しているところが異なり、品位の有無が分かれました。
お金儲けに熱中しすぎる人かそうでない人かを見抜くためにも、「視・観・察」が必要ですね。
③良い競争と悪い競争
「論語と算盤」では競争には良い競争と悪い競争があると説いています。
競争社会においては、ただ勝てばよいわけではなく、道徳に則った上できちんと勝負しなければいけないと述べています。
”競争には良い競争と悪い競争があるので注意が必要だ。人より早く起きて、よい工夫をしようと努めるのは良い競争。他人の成果を横取りするようなことは悪い競争だ。競争にも道徳が必要である。”
引用元:論語と算盤
④仕事に積極性を持つ
論語と算盤では「仕事に積極性をもって取り組むこと」を推奨しています。
”仕事をするなら「自分ならこうする、こうしたい」という理想や思いを持った方がいい。自分の仕事に熱い真心を持つと、仕事は自然に楽しくなる。”
引用元:論語と算盤
結果的に仕事に深い興味がわいて、やりがいや充足感を得ると説いています。
まとめ
「論語と算盤」は多くの経営者や起業家に支持されています。
内容は実に奥深く、道徳的観念や人間としてあるべき姿を指南してくれます。人生を成功させるための様々な知恵が凝縮されているのです。
渋沢栄一氏のビジネスと人生における精神論が詰まった本書を、詳しく知りたい方はぜひ手に取ってみてください。
「論語と算盤」に関連する動画
「論語と算盤」に関連する動画をご紹介します。
「論語と算盤」の要約動画
「論語と算盤」はYouTubeでも取り上げられ、紹介されています。
「論語と算盤」の感想・口コミ・レビュー
「論語と算盤」の感想・口コミ・レビューを10件ご紹介します。読者の生の声を聞いてください。
心に刺さる名言が多い著書です
今では当たり前のように感じる「経済」と「道徳」の両立ですが、明治初期は武士や商人の考え方が偏っていたと思います。そんな中、経済と道徳の狭間で、両者の融合に奔走した大変さを感じました。道徳も大切ですが、お金がないと豊かな国や家庭ができないことを再認識させられます。
生きる上で大切なことを学べる
現代に忘れられている道徳の大切さを感じました。よけいな知識をつけすぎて、道徳が不足していると痛感しました。仕事やプライベートの面でも初心に戻った気持ちになり、思考が変わったと思います。
人生の指針
論語には難しいイメージを持っていたが、読みやすくわかりやすい内容だった。自分の人生の指針になると感じ、何回も読みたいと思った。自分の利益のためだけではなく、周りの人々や社会のために行動したいと思った。
世の中に尽くすと自分にもプラスに
渋沢栄一氏の論語と算盤の生き方は、哲学的にも精通していると感じました。社会に尽くすことで経済が回る。今の社会は仕事を第一に求めず、プライベートを充実させたい若者が増えています。しかし仕事に打ち込むからこそ見えるものもある。得た知識や教養は、人生の様々な面でプラスになると感じました。
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:クラウドワークス
回答数:10人
調査期間:2022/2/22〜2022/3/4
記事の読者様が参考にする目的なので、口コミ内容は好評・批評含め掲載しております。評価は読者様の主観であり、本の良し悪しを示すものではありません。
「論語と算盤」はこんな人におすすめ!
「論語と算盤」を読んだ方が「こんな人におすすめしたい」と思ったのは下記のような人です!
- 稼ぐことと道徳の狭間で揺れ動いている人
- 初心を思い出したい人
- 自己中な人
- 仕事で成功したい人
- これから社会に出る若者
- 起業を目指している人
- 自己研鑽したい人
- 結果がすべてだと思っている人
- 事業に携わる人
- 現代社会で揉まれくすぶっている人
「論語と算盤」はAmazonで買える?試し読みは?
「論語と算盤」はAmazon、楽天、Yahooで買えます。中古ならAmazonまたは楽天、すぐに読みたい方にはKindleがおすすめ。Kindleならすぐに全文ダウンロードして読めます。
Amazonではほとんどの本が試し読みできて、プライム会員ならPrimeReadingで電子書籍版を無料で読めるかもしれないので、下記公式サイトで一度確認してみてくださいね。
\無料で30日間お試し!1000冊読めるPrimeReading/
いつでも解約できます
「論語と算盤」のよくある質問
渋沢栄一氏の著書「論語と算盤」に関するよくある質問をまとめました。
「論語と算盤」読み方は?
それぞれの読み方は下記の通りです。
※渋沢栄一氏の「論語と算盤」では、”論語”は道徳、”算盤”は経済を意味します
「論語と算盤」は青空文庫で読める?
「論語と算盤」は青空文庫では読めません。※2022年3月現在
角川ソフィア文庫から出版されている「論語と算盤」文庫版が安いです。
青空文庫とはインターネット上にある閲覧無料の電子図書館。著作権が消滅した作品や、著者が許諾した作品のテキストを公開しているサイト。
「論語と算盤」は根尾選手の愛読書?
中日ドラゴンズ所属のプロ野球選手、根尾昴選手の愛読書としても知られています。
”あの新生ルーキーが読んでいる本!”と話題になり、「論語と算盤」の人気に火をつけました。
本書は、人間の本質的な部分についても書かれています。「自分で考えて行動し、自己責任を持つ」「人生は努力にある」など、一見するとよくある言葉だと思うでしょう。
しかし、豊富な実体験に基づいた記述は、説得力を感じます。
少年時代から、他人に言われなくても、自ら行動をしていたという根尾選手。本から学び、自分で考え行動し続けたことが、ドラフト第一位で中日に入団できた一因でしょう。
「論語と算盤」を読んでつまらないと感じる?
「論語と算盤」は古典です。現代人には言葉がわかりづらく、実際に読んだ方の感想につまらないという声もあります。
読みにくいと感じることが、”つまらない”に繋がっているようですね。
「論語と算盤」を気楽に読みたい方は漫画版がおすすめです。
「論語と算盤」現代語訳は?
「論語と算盤」を現代語訳で読みやすくしたものが、ちくま新書より出版されています。
”道徳と利益を調和させる”という経営哲学のエッセンスが詰まった一冊。渋沢栄一の名著を、わかりやすく理解したい方はこちらを読んでみてください。
「論語と算盤」の教訓は?
「論語と算盤」には多くの教訓がありますが、重要な2つを紹介します。
教訓その1
「道徳と利益追求のバランスをたもち、国を良くしよう」
渋沢は他国と比較したことで、日本が道徳より利益を優先しすぎていると知りました。
道徳と利益のバランスをとらなければ社会は健全に発展しない、と考えこれを広めたのです。
教訓その2
「合法主義」を理想とする
みんなで人材や資本を集めて事業をおこない、成果を手にして、豊かになろうという道筋。
「公益の追求」を目的に置いた仕組みです。国を豊かに、社会にメリットがあることを企業は目指すべきだと唱えました。
これらは100年以上も前に書かれた内容ですが、現代でも通じるものがあります。
近年では企業の社会的貢献活動が注目されています。社会的な責任、存在意義などが問われ、CSV(企業の社会的責任)やCSR(共有価値の創造)などの言葉を耳にするようになりました。
SDGs(持続可能な開発目標)が求められるいまだからこそ、本書から学ぶことは多いはずです。
気になる方はぜひ手にとってみてください。
「論語と算盤」を無料で読む方法
「論語と算盤」の書籍を無料で読む方法があります!
- Amazonプライム会員の無料体験で読む
- Kindle Unlimitedの無料体験で読む
- Audibleの無料体験で入手する
Amazonプライムの無料体験で「論語と算盤」を読む
Amazonプライム会員はPrimeReadingという約1,000冊の書籍が無料で読めるサービスを受けられます。
Amazonプライム会員の会費は月払いなら月額500円(税込)、年払いなら年額4,900円(税込)と1,100円もお得。本だけじゃなく、映画や音楽も無料、買い物送料が無料なのですぐに元が取れ、やらなきゃ損!Amazonプライムで楽しくお得な生活を実現しましょう!
今ならAmazonプライムを30日無料体験できるキャンペーン中!学生ならなんと6ヶ月無料!
いつ終わっても不思議ではないキャンペーンなので見逃し厳禁です!
\本・映画・アニメ・音楽が無料!/
※解約はワンクリックでできます。
※無料体験中に解約すればお金がかかりません。
「論語と算盤」が無料対象かどうかはこちら(Amazon.co.jp)から確認できます。
Kindle Unlimitedの無料体験で電子書籍「論語と算盤」を読む
Kindle Unlimitedは200万冊以上の電子書籍が読み放題のサービスです。amazon会員(無料)であれば誰でも登録でき、スマホやパソコンですぐに読み始められます。
月額980円(税込)で6台までシェアすれば1台あたり163円と超破格。ビジネス書だけじゃなく漫画や資格書・小説・投資本も読めます。本を読むのにお金を気にしたり、本棚の空きスペースを気にする必要がなくなります!
今ならKindle Unlimitedが30日間無料お試しキャンペーン中!
\漫画も小説も無料!/
※解約はワンクリックでできます。
※無料体験中に解約すればお金がかかりません。
「論語と算盤」がKindle Unlimitedの対象かどうかはこちら(Amazon.co.jp)で確認できます。
Audibleの無料体験で「論語と算盤」を入手する
Audibleは月額1,500円(税込)でオーディオブックを聴き放題になる配信サービスです。配信数は40万冊を超え、日本No.1。40万冊の取り揃えで1,500円は価格破壊と言って良いほどコスパ抜群。
特に時間がない方におすすめ!通勤・通学を学びの時間に変えて、成長しながら自由時間を増やしましょう!
今ならaudible30日間無料お試しキャンペーンが期間限定開催中!
\超お得!キャンペーン終了までに試してみて/
※解約はワンクリックでできます。
※無料体験中に解約すればお金がかかりません。
「論語と算盤」がaudibleの対象になっているかはこちら(Amazon.co.jp)で確認できます。
「論語と算盤」要約をオーディオブックで無料で聴く
本要約サイトflier(フライヤー)では人気のビジネス書・話題の自己啓発本の要約をオーディオブックで聴けます。
約10分で1冊聴けるので通勤や家事などのスキマ時間が成長の時間に!ベストセラーや話題の新書を効率よくインプットして、ビジネスにおけるアウトプットを伸ばしましょう!
通常なら2,200円/月(税込)のゴールドプランが今なら7日間無料で体験できます!無料会員でも毎月2冊入れ替わる20冊が聴き放題なので登録しなきゃ損です!
\忙しいビジネスパーソンに!/
※無料体験中に解約すれば月額利用料不要
\合わせて読みたい年代別おすすめ自己啓発本/
\合わせて読みたい年代別おすすめビジネス本/
コメント