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「サピエンス全史 」の要約・あらすじ・まとめ・感想をご紹介します!
「サピエンスは難しいから要約を読みたい」
そんなあなたのために当記事では、「サピエンス全史」を5分で学べる要約と8人の読書家の生の感想をご紹介します。
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author:執筆者:高橋渉
「サピエンス全史」とは
サピエンス全史はイスラエルの人類歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏が2016年に発表したホモ・サピエンス発展の歴史についてのビジネス書です。世界的なベストセラーになり日本でも2017年のビジネス書大賞を獲ったことで知られています。上/下の二部構成です。
サピエンス全史(上)はこちら↓
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本の詳細 | 内容 |
---|---|
タイトル | サピエンス全史 |
著者 | ユヴァル・ノア・ハラリ |
出版社 | 河出書房新社 |
発売日 | 2016/9/9 |
ページ数 | 272 |
言語 | 日本語 |
寸法 | – |
ISBN-10 | 9784309226712 |
ISBN-13 | – |
「サピエンス全史」の要約・あらすじ・まとめ
「サピエンス全史」の要約・あらすじ・まとめをご紹介します。
「サピエンス全史」のあらすじ
本書では弱い存在でしかなかったホモ・サピエンスがいかにして競争に勝ち抜き、この地球上で繁栄し支配するにまで至ったかが記されています。
ハラリ氏は人類が発展したのは、他の動物と違い【虚構】を信じる力を持っていたからだと考えました。
我々が信じる国家や宗教・経済の仕組みは全てが虚構でできており、その虚構を信じることによって我々は高度な社会を築けたというのです。
人類の発展は3つの過程を経ていると、ハラリ氏は説明しています。”認知革命”・”農業革命”・”科学革命”の3つを順に説明していくという流れで、サピエンス全史という書物は構成されています。
「サピエンス全史」のポイント
「サピエンス全史」のポイントは以下の通りです。
- ”認知革命”はコミュニティーを作った
- ”農業革命”は不幸の始まり
- ”科学革命”は自分を疑うこと
各ポイントについて、要約を解説していきます。
”認知革命”はコミュニティーを作った
先述の通り、人類が発展していったのは虚構の力のおかげだとハラリ氏は考えていました。
私達の祖先であるホモ・サピエンスはアフリカの片隅で生まれたとても貧弱な生き物でした。それでもホモ・サピエンスが生き延びられたのは、仲間同士で共同して困難に立ち向かうことが出来たからです。
ホモ・サピエンスは虚構を信じる力、つまり想像する力を持っていたので多数の見知らぬ者たちと協力することが出来たと言います。
約7万年前に起きたこの”認知革命”(想像力を駆使した人間の社会化)は伝説や神話だけでなく、後に法制度や国家までも生み出していったのでした。
一人一人は弱くても、いや弱いからこそ一つにまとまる必要があり、想像力を拡大・強化していったのです。
実はホモ・サピエンスがいた頃、ネアンデールタール人やホモ・エレクトスなども存在していました。彼らは力や能力という点ではホモ・サピエンスよりも優れていましたが、最終的には滅びました。
ホモ・サピエンスだけが”認知革命”したから生き残ったのだというのが著者の考えです。
”農業革命”は不幸の始まり
”農業革命”は約一万年前に起こりました。農業革命によって人類は狩猟採集生活に終止符を打って、定住生活を始めました。
人々は定住することでより一致団結し、より集団の力を活用出来るようになりました。その結果、人々は前の時代よりも豊かになったのですが、残念ながら幸福にはなれませんでした。
農耕により500万人程度だった人口は一気に2億人まで増えたので、より強い結束力が必要になったのです。多くの人間を食べさせるために、より生産力を上げる必要が出てきたのです。
効率を上げるために生み出されたのが帝国・貨幣・宗教というアイデアですが、一連のアイデアには大きな副作用も存在しました。貨幣は蓄財を容易にし、帝国は戦争を激化させ、宗教は階級を固定化させてしまったのです。
科学革命は自分を疑うこと
”科学革命”は現在からたった500年前に起こった出来事です。今と地続きにある革命だと言えるでしょう。
科学革命がそれ以前の革命と違う点は、当たり前を疑うことから始めた点です。
”認知革命”、”農業革命”では信じることが重視されたので、真逆の方向に動き始めたとも言えます。
自らの無知を認めて貪欲に知識の追求を始めた人類ですが、知識の追求には莫大な費用がかかりました。そのためこの500年間は、科学が帝国主義・資本主義と結びつくことで歴史を動かすエネルギーを生み出していったのです。
この時代の変化はそれまでの時代とは比べ物にならないものでした。人口は14倍になり、生産量は240倍になり、エネルギー消費量は115倍になったのです。
時代の変化についていけない人は競争に負けて貧しくなるか、無理矢理に時計の針を戻そうとして各地で衝突を引き起こしました。ですからこの時代は大きな戦争と小さな紛争が巻き起こされた時代だと言えます。
まとめ
著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は世界的に有名なイスラエルの学者で、サピエンス全史の他に21lessonsやホモ・デウスといった作品も執筆しています。
サピエンス全史のキーとなるアイデアは、人類だけが虚構の力を持つことができたというものでした。この虚構の力によって、人類はあらゆる生物の頂点に立つことが出来たと著者は考えました。
「サピエンス全史」に関連する動画
「サピエンス全史」に関連する動画をご紹介します。
「サピエンス全史」の要約動画
「サピエンス全史」はyoutubeでも取り上げられ、紹介されています。
「サピエンス全史」の感想・批判
「サピエンス全史」の感想文・批判・口コミ・レビューを8件ご紹介します。読者の方の生の声をご紹介します。
人類の歴史
地球上最大の謎とも言っていい、人間がなぜここまで発展してきたのかがしっかりとした根拠と丁寧な分析、調査で明らかになります。人類の歴史だけでなく地球の歴史を学ぶ意味でも一読の価値があります。また、地球の覇権を握った人類がどのようにして今の文明社会を築きあげたのか、未来を考える糧になる本です。
ホモサピエンスは賢いが、とても弱かった!
一番おもしろいと思った点は人類進化の過程を描く絵がそれぞれの猿たちを倒して取って変わっていったことです!これは周りの人に話したい!と思いました。ホモサピエンスがここまで反映できたのは、誰よりも弱かったから、そして知恵と勇気があったからというのには心を熱くさせられましたね!
論争に最適な本
イスラエルの人類歴史学者ユヴァル・ノア・ハラーリ著。ホモ・サピエンス発達の歴史を①意識革命②農業革命③科学革命の4つの重大革命に分類して、独自の視点から語った本です。いわゆる「前史」を扱ったものは少ないので、第2章くらいまでは非常に面白く読めました。しかしその後の農業革命とそれに伴う社会の発達に伴う内容に入ると、繰り返しが多く、また「社会発達が二人間の苦役と不幸をもたらした」との著者の持論が少しラディカルすぎるように感じられ、読み続けるのがつまらないと感じてしまいました。
人類の発展に英知あり
人類のはじまりという永遠のテーマを歴史的、学術的観点からついた良書。途中はためになる内容もありましたが、いわゆる歴史学のようにいささか間伸びしてしまう部分もあります。最終的には、「幸せとは?」という宗教的テーマにも触れ、自身の人生を振り返り、これからの生き方を考えさせられました。
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:クラウドワークス
回答数:8人
調査期間:2022/3/9〜2022/3/9
記事の読者様が参考にする目的なので、口コミ内容は好評・批評含め掲載しております。評価は読者様の主観であり、本の良し悪しを示すものではありません。
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「サピエンス全史」のよくある質問
「サピエンス全史」に関連してよく疑問に思うことの答えをご紹介します。
サピエンス全史の嘘・虚構とは?
サピエンス全史がいう嘘・虚構とは「認知革命」によって実際には存在しない物事(=嘘・虚構)をみんなで共通認識できるようになったことを指しています。
サピエンス全史の文庫発売日はいつ?
文庫版が発売されるのは一般的に、ハードカバーが売れなくなってきた頃です。
本書は2016年に発売されて以降、大ベストセラーとなりました。同じような場合、文庫化までに5年〜10年かかることもあります。
2022年下半期〜2023年上半期ごろには出るんじゃないかなーと個人的には予想します。
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「まんがでわかるサピエンス全史の読み方」発売を記念してホリエモンがガチトークした動画があります。
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