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浦島太郎のあらすじと感想をご紹介します。簡単なあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。最初に一般的な子供向けのあらすじを紹介しますが、原作との違いも解説します。
浦島太郎のあらすじ①
起:海辺の近くに住んでいた青年、浦島太郎。彼が物語の主人公です。ある日、浦島太郎は浜辺で人間に傷つけられているところの海亀と遭遇します。
承:心優しい青年の浦島太郎は、人間から海亀を引き離し、助けてあげます。助けてもらったことに、心から喜び感謝した海亀は、浦島太郎にお礼がしたいと申し出ます。海亀の住処に招待してお礼がしたいと言われた浦島太郎は、海亀と一緒に海の深い深い底にある、その住処へと行くことにしました。
転:海亀の住処と言われたどり着いた先は竜宮城と言われる場所でした。まるでお城のように立派で豪華な佇まいに浦島太郎は大変驚きました。
驚いていると奥からお姫様がやってきて、「大切な仲間の海亀を助けてくれてありがとう。感謝の気持ちを込めて、海の生き物みんなで浦島太郎をもてなしたい。」と申し出がありました。そこは、魚や貝・海藻達がまるで人間のように動き振る舞う特別な場所でした。
浦島太郎は竜宮城でそれはそれは特別な扱いを受けました。たくさんの豪華な料理と海の生き物達からの素敵な一興の数々に、幸せな時を過ごしました。
心から思う存分楽しみ、そろそろ浦島太郎の住処の海辺の家に帰ろうかとした時、お姫様がお土産にと玉手箱を持ってきました。しかし、渡す際に不思議なことにこの玉手箱を開けてはいけないと言われました。
結:不思議に思いながらも了承し、玉手箱を受け取った浦島太郎は海亀に連れられて自分の住処へと戻りました。しかし海岸に戻るとどうも様子が違います。家がなく一緒に住んでいるはずの母親もいません。
何かがおかしいと慌てた浦島太郎が近くにいた人に声をかけると、昔から一人の青年が行方不明になり、同居していた母親は一人寂しく過ごして死んでしまったという話を聞きます。竜宮城でとんでもない時間を過ごしてしまっていたことを知った浦島太郎は嘆き悲しみます。
そして、自暴自棄になり開けてはいけないと言われていた玉手箱に手を出します。すると、中はから煙がたくさん出てきて、浦島太郎を包み、あっという間に浦島太郎太郎は青年からおじいさんの姿になってしまいました。
浦島太郎のあらすじ②
あるところに浦島太郎という釣りで生計を立てている漁師がいました。ある時沖に亀がいて、亀をいじめている子供を見つけた太郎は、亀を虐めてはいけないことを教えました。子供をつついて亀にしたのと同じことをされるとどうかと子供に問うのです。
助けられた亀はお礼をして、その場を去り、2日後くらいにお礼と称して竜宮城に招待したいのでどうぞ背に乗りくださいと言い、亀は浦島太郎を竜宮城に誘います。
竜宮城は乙姫という人物が納めているお城で浦島太郎は亀を助けた御礼ということから、おもてなしを受け、タイやヒラメのマイ踊りを見つつ、楽しいひと時を過ごしたのでした。
しかし、太郎は、いつまでもここで過ごすわけにはいかないため、竜宮城から元の世界に戻ることを竜宮城を管理している乙姫様に伝えます。すると乙姫様は一つの玉手箱を手渡し、決して開けることはないようにと注意を促されたうえで、竜宮城を後にするのです。
元居た世界に戻ることができた浦島太郎ですが、当たりの様子がすっかり変わっていることに気が付き、周囲には自分のことを知っている人物の存在がいないことに気が付き、浦島太郎は、かなりの年数が経過していることに気が付いたのです。
浦島太郎の全文は書籍で読めます。本ならではの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「浦島太郎」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代女性
心優しい主人公だなぁと思い、親切な行いをするのは良いことだなぁと読み進めていました。海辺で傷つけられていた亀を手助けし、そのお礼をしたいと連れられて行った先で、たくさんの素敵な出会いと素敵な時間を過ごす主人公の姿に、羨ましさや私も同じような思いを体験したいなぁと想いを馳せました。たくさんたくさん楽しんで、そろそろ自分の家に帰らなくては行けないという場面から、大きく話が展開します。まさか、あんな結末になるとは…。
30代男性
このお話、派生というか、現代版のようなものもたくさんありまして、興味深い点としては、お姫様自体が実は虐められていた亀だったりカメに乗って移動するという方法がNGというものもあったりと結構いろいろな解釈があって面白い作品です。そのうえで、みんなが知っているのはおそらく、絵本の浦島太郎だと思うんですが、現在の絵本の浦島太郎も、昔と今ではちょっと違っていると思いました。例えば、いじめっ子の存在がなく、浦島太郎は釣りで生計を立ててますので、亀を釣り上げ逃がしたところで竜宮城行きになるなど違いがあり面白いです。
浦島太郎を要約(30字~50字)
浦島太郎を要約しました。2パターンあります。
要約①
浦島太郎という青年が、亀を助けたお礼を受けに竜宮城は行くが帰ると何年も経過していて一人になる話
要約②
亀を助けた浦島太郎は、竜宮城で接待を受け、楽しいひと時を過ごし元の世界に戻ると100年経過していた
浦島太郎から得られる教訓
浦島太郎から得られる教訓を考察しました。
- いくらお礼と言っても、自分のした行いに合ったものを受け取るべし。
- 心ゆくまで堪能せず、ほどほどにする。
- 注意されたものには、注意されるだけの理由があるのでしっかり守るべし。
絵本の浦島太郎の場合、楽しいひと時はすぐに終わる、時間を忘れることなく時間を大切にしましょうというのも教訓になります。
子供に言い聞かせるのであれば、ゲームばかりしていると時間を忘れてしまい、勉強ができなくなり置いてけぼりになるよとでもいうのが教訓でしょう。または、ルールを守らないと報いを受けるという教訓もあります。
浦島太郎の原作を解説!昔話の絵本との違いは?
浦島太郎の一般的な昔話と原作の違いを解説します。
原作と話の大筋は変わらないとは思いますが、結末や終わり方が文献次第で少しずつ異なる印象があります。玉手箱を開けた理由を、今回は自暴自棄としましたが、昔読んだ浦島太郎の物語の一つに「もう一度楽しかった時間を思い出したくて玉手箱を開けた」というものもありました。
また、御伽草子版の原作は、乙姫様自体が亀で乙姫様を助けたことで竜宮城で接待を受け、帰る際に玉手箱を貰い、それをあけるとお爺さんになりますが、その後鶴に変貌を遂げることができ、乙姫様は亀に戻り、鶴と亀で寿命という概念が薄まるんです。
そして鶴と亀で仲睦まじく生活するというSFチックなラブストーリーになるのが原作で、絵本は、浦島太郎はおじいさんになりその場を立ち去るのでラブストーリーになるかならないかでしょう。
ただ、実は鶴と亀、言うほど長寿ではなく今現在の日本であれば人間のほうが寿命が長いです。この点については仕方なく、昔のSFチックな話は、科学が進めば違うんじゃあないのという問題が出てくるため仕方ないです。
浦島太郎の基本情報|英語版絵本はある?
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 浦島太郎 |
カテゴリー | ファンタジー童話 |
著者 | 不明 |
発売日 | 1974年3月25日 |
ページ数 | 32 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4834004139 |
ISBN-13 | 978-4834004137 |
浦島太郎の英語版絵本
浦島太郎は英語版の絵本もあります。イラストがあるので子どもの読み聞かせにもぴったりです。
浦島太郎の原作のあらすじ、ネタバレのよくある質問
「浦島太郎」原文(浦島子伝説)のよくある質問に回答します。
「浦島太郎」のドラマ・映画・関連動画
「浦島太郎」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「浦島太郎」はまんが日本昔ばなしでアニメ化されています。
「浦島太郎」は映画化されています。気になる方はチェックしてください。
他にも北山清太郎監督が1918年にペーパーアニメーション方式で映画化しました。
また、「浦島太郎」のあらすじ動画や解説などの関連動画はYouTubeに多くあります。
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