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星の王子様のあらすじと感想をご紹介します。簡単なあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと短く内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
星の王子様のあらすじ①300字程度
作者自身が描いた挿絵も文と一緒に楽しめる作品です。
大人たちに失望している主人公の「ぼく」がサハラ砂漠で飛行機がパンクしひとぼっちになります。そこに突然現れた王子様と出会い、どうやってここまで来たのかを聞いていきます。
小さな星に住む王子様が、バラのことや二度と帰らないつもりでふるさとの星を旅立ったこと、勉強しようと星をめぐった先で出会った人々のことを話していきます。
大きな地球で出会ったキツネを通し、キツネから見た人間の姿を聞いていく王子様。やがて自分の星に残してきた、気位が高くて弱みを見せるのを嫌がったバラの、別れの時に謝っていた姿を思い出し、星に帰ることを決断しました。「ぼく」も助かり、6年後に王子様を過ごした日々を思い出し、だいじなことを見つけ出していきます。
星の王子様のあらすじ②200字程度
ある日、飛行機乗りである「ぼく」は砂漠に不時着します。そこで不思議な金髪の男の子に会います。男の子は自分はとある星の王子様と言い、自分が見てきたいろいろな星の話をします。
星に名前を付けて自分のものにする王からは強欲さ、毎日決まった時間に電灯をともす人からは誠実さ、出会ったキツネからは友情、自分の星に残してきたバラからは愛情を感じることができます。王子様の最期はへびに噛まれて倒れるという、死を暗示して終わります。
星の王子様の全文は書籍で読めます。サン=デグジュペリの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
【200字~400字】星の王子様の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
40代女性
ファンタジー作品として一言で言えないような、不思議感を感じました。最初に書かれてある、子供だった大人にささげる、とあるように、純粋な気持ちを忘れた大人向けに書かれた本だと思います。王子様は星をめぐり、うぬぼれや屋や、実業家、王様に出会います。王子様の純粋な質問や「どうして?」を通して、何が大切なのかを読みながら考えないではいられなくなります。主役は王子様ではなく、サハラ砂漠で飛行機が不時着した時に王子様と出会い、話しを聞き、再び別れる「ぼく」ですが、主人公が変わったように作品を読んだ後には、見える景色が変わっているような、そんな気がする作品です。
50代女性
星の王子さまは、飛行機乗りだったサン=テグジュペリによって書かれました。主人公が砂漠に不時着するところから始まるこの物語は、作者自身が色濃く投影されています。作者の最期は砂漠横断時に行方不明になるという、まるで本のような人生も興味深いです。「ぼく」は不思議な金髪の男の子に会うのですが、その男の子が星の王子様です。「ぼく」と王子様との話から、人間の欲深さとは、誠実さとは、友情とは、愛とはなにか、感じることができる深い作品です。
星の王子様は意味が分からない?結局何が言いたい?
星の王子様を読んだ人に、この本が伝えたいことを考えてもらいました。
伝えたいこと①
むかし子どもだった大人たちに、純粋な王子様と通してこの世の中たいせつなことは何なのかを思い出してもらいたいと思ったのではないでしょうか。数字やお酒に人生をかけている大人に、「どうして?」を投げかけることによって、本当に今していることが大切なことなのかを問いかけています。
伝えたいこと②
無垢なこどもの世界は美しいですが、大人の世界は汚れています。王子様が愛するバラを気に掛ける様子、彼の友達であるキツネとの会話から、こどもの世界は純粋で美しく、あたたかさが感じられます。対して、お金勘定をする人の星、いばりちらす人の星など、彼が見た大人の世界は、汚なくておぞましいという、対比が描かれています。
星の王子様の名言・印象に残った場面
星の王子様を読んだ人に、名言や印象に残った場面の言葉を聞きました。
- 人間ってやつは、いるところが気にいることなんて、ありゃしないよ
- 子どもたちだげが、なにがほしいか、わかっているんだね
- 心で見なくっちゃ、ものごとはよく見えないってことさ
- 星々が美しいのは、ここからは見えない花が、どこかで一輪咲いているからだね
星の王子様が死ぬ理由は?物語のラストシーンの解釈
星の王子様を読んだ人に、物語のラストの解釈を聞きました。
星の王子さまは、へびに噛まれて死にます。作者自身が書いた挿絵も、王子様が倒れるシーンが描かれています。西欧の考え方で、死んだら星になるという考えがあり、王子様は死んで自分の星に帰って行ったと考えます。
また、砂漠で死の覚悟をして王子様と別れた「ぼく」が友人に助けられたことによって、生まれ変わることを提示していると思います。助かったことを悲しかったと思いながらも、目に見えないことの見方を変えることで、自分が見る世の中は変えるられるのではないでしょうか。
星の王子様の基本情報
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 星の王子様 |
カテゴリー | 中編小説 |
著者 | サン=デグジュペリ |
発売日 | 2006年3月28日 |
ページ数 | 160 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4102122044 |
ISBN-13 | 978-4102122044 |
星の王子様の英語版書籍
星の王子様は英語版の書籍もあります。
星の王子様のあらすじ、ネタバレのよくある質問
星の王子様のよくある質問に回答します。
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