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白雪姫のあらすじと感想をご紹介します。簡単なあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。本記事では、原作のグリム童話との違いも解説しました。
白雪姫のあらすじ①
昔ある所に、色が透き通るように白く、頬は真っ赤で、髪は真っ黒で美しい姫が生まれました。そこで王様とお妃様は「白雪姫」と名付け、たいそう大事に育てられました。白雪姫は心優しく美しい娘に成長し、森の動物や小鳥たちにも愛されました。
しかし、生みの親であるお妃様が病気で亡くなってしまったのです。白雪姫の父である王様は、新しく妃を迎えました。しかし、新しい妃は実の正体は恐ろしい魔女でした。妃は不思議な鏡を持っており、鏡に向かって何か尋ねると、真実を教えてくれるのです。
ある日妃が鏡に向かって「鏡よ鏡、この世で1番美しいのはだあれ?」と問うと、鏡は「それは白雪姫です」と答えました。激怒した妃は家来を呼び「白雪姫を森に連れて行き殺しなさい」と命じたのです。しかし美しく無邪気な白雪姫を、家来は殺せませんでした。
家来は白雪姫に「お城に戻ると妃に殺されてしまうのでお逃げ下さい」と話し、妃には殺したふりをして城に戻りました。白雪姫は一人で森を彷徨い続け日が暮れた頃、小さな家を見つけます。ドアをノックし入っても誰もおらず疲れ果てベッドで寝てしまいました。
暫くして、家の住人である7人の小人が仕事を終え帰ってきました。美しい白雪姫にびっくりしましたが、目覚めた白雪姫にこの家に辿り着くまででの経緯を聞き、家にかくまってあげることにしました。白雪姫はその日から、小人達のために家事をしてあげました。
お城では白雪姫が死んだと思い込んでいる妃が鏡に同じことを尋ねました。しかし鏡は「森の奥に小人と住んでいる白雪姫が1番美しい」と答えたのです。怒り狂った妃は、毒リンゴを作り、魔法で老婆に変身して森に行き、白雪姫に食べさせました。
白雪姫は毒リンゴを食べ倒れ、意識を失います。妃は城に戻りました。帰宅した小人達は白雪姫を必死に介抱しましたが、白雪姫は息をしませんでした。そこでガラスの棺に白雪姫を入れお祈りをし埋葬することにしました。
そこに王子様が現れ、美しく、け高い白雪姫にお別れのキスをしました。王子様がキスをすると、白雪姫の口から毒リンゴのかけらが出てきて、白雪姫は息を吹き返したのです。王子様は白雪姫に惹かれてプロポーズをし、白雪姫も引き受けました。
小人や森の仲間から祝福され、白雪姫は王子様の国で幸せに暮らしました。さて、妃はまた鏡に問いましたが、同じ返答をする鏡にもう我慢ならず、直接白雪姫を殺そうと剣を持ち出し魔法のほうきで空に飛び出したところを、雷に打たれ死んでしまいました。
白雪姫のあらすじ②
とある王国の王妃が幼い娘――白雪姫を残してお亡くなりになり、王様は新たな王妃を迎えます。その新しい王妃様は大層な美人で、自分でもそれを自覚して誇りにしているのか、毎日のように魔法の鏡に「この国で一番美しいのは誰か」と問いかけ、「それはあなた様です」という答えに悦に入る事を日課にしておりました。
そんなナルシストな美貌の継母の元、前王妃が残した幼い姫君は日に日に成長していきます。やがて年頃になった姫君は、黒い髪に雪のように白い肌、赤い唇のそれはそれは可愛らしくも美しい、目の覚めるような美人になりました。
大きくなった白雪姫の美貌は、ある日継母の日課の「この国で一番美しいのは誰か」という問いに魔法の鏡が「それは白雪姫です」と答えさせる程のものでした。そんな白雪姫の美貌に嫉妬した継母王妃は、白雪姫を狩人に殺させて心臓を食べようとします。
が、狩人は白雪姫を不憫に思ったのかこっそり森へ逃がし、代わりに豚の心臓を献上してごまかしてしまいます。狩人の温情で助かった白雪姫は、森の中をさ迷う内に小さな小屋を見つけ、助けを求めます。
そこに住んでいた7人の小人は白雪姫の境遇を気の毒に思い、家事をしてくれるなら住んで良いよと白雪姫を小屋へ迎え入れます。小人達との約束通りに家事をこなす白雪姫でしたが、魔法の鏡への問いで彼女の生存に勘づいた継母王妃に再び命を狙われることになります。
小人達が仕事で出払っている隙に、継母王妃扮する老女が白雪姫を訪ね、特製の毒リンゴを食べさせ毒殺しようと尋ねて来るのです。小人達に知らない人に気を付けるよう言われていたにもかかわらず、人の良い白雪姫は継母王妃扮する老女からリンゴを受け取って食べて、たちまち毒が回って倒れてしまいます。
継母はこれで忌々しい白雪姫が死んだ!とばかりに上機嫌で城へ帰ります。そして倒れている白雪姫を見つけた小人達はおおおに嘆き、ガラスの棺を拵えて白雪姫をその中の寝かせて、森に安置し長いこと悲しんで暮らします。
やがて森を訪れた王子が、ガラスの棺の中の白雪姫に一目惚れをし、キスをします。すると不思議なことに白雪姫が目を覚まし、王子は彼女を連れ帰り幸せな結婚をする。そんなお話です。
白雪姫の全文は書籍で読めます。ヤーコプ・グリム、ヴィルヘルム・グリムの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「白雪姫」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
40代女性
子供の時は、美しく毎日楽しそうな白雪姫に憧れ、実母が亡くなり継母が恐ろしい魔女に悲嘆しました。自分も不思議な鏡を欲しくなり、妃から命からがら逃げ7人の小人に会え安堵し、毒リンゴに震え、死んでもロマンチックに生き返った白雪姫に万々歳な気持ちでしたが、大人になって読むと、いきにり王子様にキスなんかされたくないし、それで口から都合よく毒リンゴが出るなんて…と現実的に考えてしまいます。でめ、魔女から命を狙われても何とか助かり、可愛い小人の楽しい歌声、白雪姫の皆を魅了する美しさや名前は、少女の心を捉えて忘れられないストーリーだと思います。
30代女性
小さな頃から読み聞かせられたり、絵本で読んだりする王道中の王道の童話です。お姫様と王子様、更に魔女が出くるお話といえば、この白雪姫かシンデレラが真っ先に出て来る人が多いのではないでしょうか。例によって、主人公の白雪姫は継母に酷い目に合わされるのですが、そこは童話。主人公は苦難の果てにしっかりと幸せになる安心安定のハッピーエンドなので、思い返せば子供心に丁度良い案配のドキドキハラハラが織り交ぜられたお話でした。そしてこの物語で継母と娘の不穏な家族関係のイメージの一端を刷り込まれたような気がしないでもないです……。
白雪姫で伝えたい教訓は?
自分勝手な欲を出し、人を傷つけたり悲しませたりすると悪いことが起こる。周りのみんなと仲良く、優しい心遣いで協力して生きていけば、いつか素敵な王子様のような男性と結婚し、幸せな人生を得ることができるという教訓が物語から読み取れます。
また、他にも次のような教訓が得られます。
- 知らない人から安易に物を貰わない
- 知らない人を無条件に信じてはいけない
- 仕事が完了したという報告に対して事実確認はしっかりすること
- 理不尽に見舞われても助けてくれる人は居る
- 伴侶は中の人間性までしっかり見極めてから決めないと子供に皺寄せが行く
本当は怖い?白雪姫の原作との違いを解説
白雪姫の初版グリム童話(原作)を解説します。
毒リンゴだけじゃなかった
初版グリム童話の方では、小人の小屋に逃げ込んでから白雪姫は三度継母に殺されます。それぞれ凶器は「コルセットをきつく締め上げる」「毒の櫛」「毒リンゴ」で、毒リンゴまでは小人達が救ってくれるのですが、毒リンゴは小人達もどうにもならず、白雪姫の遺体をガラスの棺に安置して嘆きます。
王子様のキスで目覚めない
王子がキスをしたから目覚めたのではなく、白雪姫に一目惚れをした王子が、従者達に棺ごと白雪姫を運ばせる際に、棺が大きく揺れる、あるいは重い棺を運ばされることになった従者が腹いせに棺をどついた衝撃で、白雪姫の喉に詰まっていたリンゴの欠片が出ていき、白雪姫が息を吹き返すという内容です。
狩人への命令
継母王妃が狩人に所望したのは白雪姫の心臓ではなく肝臓でした。妃は白雪姫の臓器を食べるつもりだったのです。
物語の最後
白雪姫も最後に継母王妃に復讐を果たしています。物語のエンディングで、白雪姫の婚礼に呼ばれた継母王妃は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされ、そのまま死ぬまで踊らされ続けました。
白雪姫の基本情報|簡単な英語版書籍はある?
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 白雪姫 |
カテゴリー | 児童文学 |
著者 | ヤーコプ・グリム、ヴィルヘルム・グリム |
発売日 | 1979年9月1日 |
ページ数 | 26 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4566001547 |
ISBN-13 | 978-4566001541 |
大型本で読み聞かせにぴったりです。有名な作品なので、子供向けの絵本がたくさんありますよ。
白雪姫の英語版書籍
白雪姫は英語版の書籍もあります。上記の書籍は英語と日本語両方載っており、読みやすいです。白雪姫とヘンゼルとグレーテルの2つの作品が収録されています。
白雪姫のあらすじ、ネタバレのよくある質問
白雪姫のよくある質問に回答します。
「白雪姫」のディズニーアニメ・映画・関連動画
「白雪姫」のアニメ・映画・関連動画をご紹介します。
「白雪姫」はディズニーでアニメ化されています。白雪姫と言ったらディズニーと思う方は多いでしょう。子供向けアニメ映画です。
「白雪姫」は映画化されています。気になる方はチェックしてください。
映画「スノーホワイト」は白雪姫をアレンジした内容です。続編の「スノーホワイト氷の王国」も上映されました。
その他にも「スノーホワイト白雪姫と7人のドワーフ」や「白雪姫と鏡の女王」、「白雪姫の赤い靴と7人のこびと」など様々な関連作品があります。
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