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オペラ座の怪人のあらすじと感想をご紹介します。短く簡潔なあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと簡単に内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
オペラ座の怪人のあらすじ①
オペラ座の地下に住み着く怪人がクリスティーヌに対して恋をするのですが、怪人は生まれつき容姿が醜く、クリスティーヌの前に姿を現すことはありませんでした。
クリスティーヌには、ラウルという幼馴染の婚約者がおり、怪人は恋するクリスティーヌを思うあまり、彼女を舞台の主役にそえるようにと奮闘をします。
ある時は、主役をクリスティーヌにするように劇団に脅しをかけ、要求が通らないことを理解すると劇団の女優をシャンデリアを落として抹殺するなどを行い、次第に怪人はオペラ座内で恐れられる存在になりました。
ある時怪人は、演劇の舞台男優と自分を入れ換えてクリスティーヌに近づき、クリスティーヌを自分のアジトに連れ去りました。すると、怪人を追ってラウル侯爵が怪人のアジトにやってきたのです。
怪人は罠を張り巡らせラウルと捕まえることに成功しました。が、怪人はラウルの釈放と引き換えに自分への愛をクリスティーヌに誓わせようと試みたのです。クリスティーヌは、怪人の言葉に同意して、まずは、ラウルと一緒に怪人を追ってきた警部を開放するのです。
クリスティーヌは逃げることもできたのですが、怪人の帰りを待ち、キスをするのです。怪人は、醜い容姿のために自分を蔑み額にキスをすることはなかった母とクリスティーヌは違うことに感銘を受けました。そしてラウルを釈放し、そのまま闇の中に姿を消したのです。
オペラ座の怪人のあらすじ②
若手のオペラ歌手のクリスティーヌに恋をした醜い怪人と、愛する気持ちをもつラウル侯爵は、国立公園のオペラにてオペラを鑑賞します。
このころ、オペラ座には怪人が出没するとのうわさが持ちきりとなっており、怪人からある要求が届きました。一つは、5番ボックス席の常時確保と、クリスティーヌを演劇の主役に添えること。しかし、怪人の要求は通ることなく、演劇ではカルロッタが主役になりました。
すると、カルロッタは怪人により声を失い、客席にはシャンデリアが直撃。怪人はクリスティーヌをさらい自分が住むオペラ座の地下に連れていき、自分を愛するようにと誓いを立てさせます。しかし、怪人は素顔を愛するクリスティーヌの手で剥がされたことによって考えを変え始めるのでした。
2週間の監禁生活後にクリスティーヌはこの場所を出たいと申し出るが、怪人は裏切らないことを条件に指輪を渡し、この場を出る約束をします。
その後のクリスティーヌは、天使の声の指導によって頭角を現し、舞台女優にまで上がり詰めるのですが、クリスティーヌの幼馴染であるラウル侯爵はクリスティーヌの天使の声に疑問を持ち調査を始める。そして、クリスティーヌから告げられる衝撃の一言が、怪人の正体はエリックで天使の声の正体であるという事実でした。
翌日、怪人エリックは、ついにクリスティーヌと強引に結婚をするということでクリスティーヌをさらいますが、ラウル侯爵および、警察官たちはアジトを突き止めるのでした。
しかしアジトは隠れ家というよりも拷問部屋に近く、侵入者がいることに気が付いた怪人エリックは、合わせ鏡を使用して高熱による拷問を侵入者のラウル侯爵に執り行う。クリスティーヌはウラルとその他を救うために怪人の妻になることに同意し、怪人エリックは、ダロガという人物を地上に開放する。
クリスティーヌは、逃げればいいものを逃げずに怪人エリックを待ち続け、怪人エリックは、自分を信用してくれたクリスティーヌに考えを改め、ラウル侯爵とクリスティーヌ自体を開放する。
後にエリックはダロガという人物と再度接触し、自分が死んだ場合、クリスティーヌに渡した指輪を自分の指にはめてもらうことを約束します。そして自分の死期が迫った際には合図を送ることを誓い、この世を去りました。
オペラ座の怪人の全文は書籍で読めます。ガストン・ルルーの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
ひどいって口コミある?「オペラ座の怪人」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代男性
この作品は、男性と女性であってもクリスティーヌに対してどう思うかという点が重要なポイントになる部分で、中にはクリスティーヌに対してひどいという人も多いです。これは、怪人が全力でサポートして舞台女優のトップになれたのに、結局、ラウル侯爵を選ぶのかという部分に共感を持てないという意見がありまして、私個人としても同様にラウル侯爵を選ぶ選択は犯罪者ではないというだけで言うほど才能があるのか?ということを考えていくとひょっとして、怪人の方が良かったのでは?と考えさせられました。
30代男性
愛憎劇という方向性において、よくありがちな定番のお話という方向性になるんですが、このよくありがちな定番というお話が1900年代の時代に描かれていたというのが驚きのポイントでしょう。容姿が醜いという方向性でねじ曲がった男性、それを哀れに思う女性に、心がねじ曲がった男性をよく思わない人物など、テンプレと言ってもよい内容ですが、どこか古臭くない、というのがこの小説の感想で、ああ、昔も今も嫉妬という方向性のお話は変わらないのだなというのが実直な感想です。
オペラ座の怪人の結末からわかる伝えたいことは?
オペラ座の怪人を読んだ人に、この本が伝えたいことを考えてもらいました。
伝えたいこと①
どんなに相手に尽くそうと結局は相手に尽くそうとする人物が悪人であれば、尽くされた側は最終的に善人である方を選ぶという教訓のようなものを伝えたいのだと思います。この場合、怪人が悪人であり、善人はラウル侯爵になり、尽くされた側は、どちらを選ぶかという選択において悪人は選択しないというわけです。
伝えたいこと②
この作品は、クリスティーヌが結局、どっちが好きなの?というのが微妙な部分があり、実は怪人であるエリック側も愛していたといえる部分があり、結局のところ分からない部分が多いのです。なので、小説を読む人においては、これって怪人側に脈があるだろう、どう考えてもラウル侯爵の方は微妙な空気のせいで脈なしだろと考えることもできるのです。
クリスティーヌの死因はなに?最後の印象に残ったシーン
クリスティーヌの死因ですが、63歳で寿命による死となります。
最後のシーンでは、クリスティーヌの夫であるラウルは生きており、お墓にふと花が添えられているのに気が付きます。それは怪人であるエリックがクリスティーヌのお墓に添えた花でした。エリックは生きており、ずっとクリスティーヌを想い続けていたのです。
オペラ座の怪人の原作と劇団四季のミュージカル・映画の違いを解説!
オペラ座の怪人の原作とミュージカル・映画の違いを紹介します。個人の感想としてご覧ください。
原作と劇団四季のミュージカルとの違いは?
原作のラウルは20歳あたりの人物で、偉そうな言い回しはしていません。しかし、ミュージカル版は異様に偉そうで、20歳に見える人物が演じていないがゆえ偉そうな印象がありました。
そして怪人であるエリックについても、原作はエリックだという怪人の本名があまり飛び出しませんが、ミュージカルは異様に怪人=エリックだという形で本名が飛び出しまくります。
原作と映画の違いは?
原作と映画の違いについては、怪人は原作の場合、ほぼ顔の皮を剥がれたガイコツに近いんですが、映画版は、どちらかと言うと、顔についてはワイルドなイケメンです。イケメンがケガをしたような感じで今一つ、これって、怪人側はかわいそうな人なの?という形で疑問を持ってしまうようないで立ちです。
ただし、ガタイが良い分説得力があります。原作の怪人は、住居などの建築についても知識があるので、土木建築ができるというのであれば、ガタイが良くワイルドなイケメンに見えるのは致し方ないかと思います。
オペラ座の怪人の基本情報
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | オペラ座の怪人 |
カテゴリー | 怪奇現象小説 |
著者 | ガストン・ルルー |
発売日 | 2000年2月25日 |
ページ数 | 458 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4042840019 |
ISBN-13 | 978-4042840015 |
オペラ座の怪人の英語版書籍
オペラ座の怪人は英語版の書籍もあります。
オペラ座の怪人のあらすじ、ネタバレのよくある質問
オペラ座の怪人のよくある質問に回答します。
「オペラ座の怪人」のドラマ・映画・関連動画
「オペラ座の怪人」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「オペラ座の怪人」は劇団四季によりミュージカル化されています。気になる方はチェックしてください。
「オペラ座の怪人」は映画化されています。気になる方はチェックしてください。
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