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マクベスのあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりにもぜひお役立てください。
マクベスのあらすじ①
スコットランドの王の命を受けてマクベスという人物は、侵略者であるノルウェー軍を追い払う任務に友であるバンクォーとともに出兵します。そして見事ノルウェー軍を追い払うことに成功したのです。
スコットランドの王ダンカンは、武勲を上げたマクベスを信頼し、裏切り者のコーダ領主を処刑しマクベスを領主としたのです。一方で、荒れ地に潜み、マクベスとその友、バンクフォーが通りかかることを予想していた魔女たちはマクベスを待ち伏せしてある、予言をマクベスに言い渡します。
予言の内容は、マクベスが王になること、そして、ヴァンクフォーについてヴァンクフォーの子孫が王になることを予言したのです。ただ、ヴァンクフォーには魔女という存在が人をたぶらかし、堕落させ、悪の道に走らせる人材であることをマクベスに忠告するのでした。
その後、スコットランド王のダンカンは、次の王の後継者を長男のマルコムに決めます。マクベスは魔女の予言と異なると認識し、自分が王になるにはマルコムの存在が邪魔だと思い始めるのです。
そこでマクベスは王の暗殺を企て王の家族すべてを抹殺しようと考え始めます。王の暗殺には協力者が必要ですが、協力者となる人物はいるはずもなく、マクベスは自分一人で暗殺を企てるしかありませんでした。
マクベス夫人は、夫の臆病な性格から、暗殺は実行しないのではないかと予見し、マクベスに発破をかけることで暗殺計画を実行させるように仕向けるのでした。なぜなら、マクベス夫人は夫よりも野心家であったがゆえ、王の殺害については理解を示していたのです。
しかし、王の暗殺には成功したものの、王の子孫には逃げられてしまいます。以降、マクベスは自己の保身のため、悪行を重ねていくのでした。それが破滅の道で友を殺害してまで得ようとしたものが何であるかも知らずに…
マクベスのあらすじ②
物語は、スコットランドの王よって統治されている時代を舞台であり、スコットランドの王位を狙うマクベスの物語が描かれています。
マクベスは、マクベス夫人と共に、王位を得るために多くの裏切りや陰謀を企て行きます。王の軍隊を指揮し、王を支配し、自分が王になるために必要なことをすべてやります。
しかしマクベスやマクベス夫人は、自分自身の欲望によって自らを葬り、周りの人々をも滅ぼしていきます。人間の弱さや執念による悲劇を描いている作品です。
マクベスの全文は書籍で読めます。シェイクスピアの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
シェイクスピア「マクベス」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代男性
これは、元々、スコットランドの歴史の史実を小説にしたもので、権力者になると急に周りが敵だらけに見えて保身に走るというやつで、日本でも別に珍しくないです。なので、読んでいくとビジネスマンの方なんかであれば、ありがちな展開だなということを言い出すと思いますが、ありがちな内容であるから面白いわけで、しかもマクベスが面白いのは悪行を重ねるうえでの葛藤というものが実に人間らしいから面白いのです。逆にマクベスと対立する人物たちは、国を思う善良なる心を持ちすぎているがゆえ、悪に染まらず平凡だとみてよく、面白みがないんですね。
30代男性
一見、王族の話や裏切りなどが多いので一般的に経験する内容ではないので感情移入しにくいですが、欲望や執念など一般人も考え、思うような事がメインになった話なので非日常と潜在意識が共存しているような作品の為、段々感情移入していくようになります。シェイクスピアによる悲劇の1つなのでハマる人とすでない人を選ぶ作品かなと思います。王を支配し、自分が王になるために必要なことの部分と昇進したいと思う私と重なった記憶があります。
マクベスで伝えたいことは何?
マクベスを読んだ人に、この本が伝えたいことを考えてもらいました。
伝えたいこと①
人間には心の中に弱さがあり、悪の考えを持つ人物が入り込めば、人間などのコントロールは自由自在であるというもので、宗教などがまさに悪い宗教は人間の心の弱さに漬け込んで破滅させることを楽しんでいるというのが作品が伝えたいことなのだと思います。
伝えたいこと②
「マクベス」は、人間の欲望や執念がもたらす悲劇的な結果を描いていると思います。 シェイクスピアは人間の欲望が自己中心的で自己の欲望に基づいた行動が周りの人々にも影響を与え、結果的に自分自身も滅ぼすことを描き、人間に対する警醒や人間関係に対する警醒を伝えたいことがあると思います。
マクベスの名言・セリフを解説
マクベスの名言・セリフの解説をします。
- 一たび悪行に手を染めたのであれば最後の仕上げも悪の手で行うべきだ
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マクベスが自分の行いについて悪行であると理解したうえで行動しているが実はマクベスは暗殺者を差し向けるという方向で話をしているので実際には自分の手は汚しておらず、保身に走ってます。
- 「Out, out, brief candle! Life’s but a walking shadow, a poor player that struts and frets his hour upon the stage and then is heard no more.」
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人生が短いことを表していて、人生は歩く影のようなものであり、舞台に立ち、悩む貧しい役者のように時間を過ごし、そしてもう聞こえない。これは、人生は短いということを強調して、人生は脆く短いものであり、人間は自分の時間を大切に使うべきだと伝えています。
マクベスの基本情報|英語版書籍はある?
作品の詳細 | 内容 |
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作品名 | マクベス |
カテゴリー | 復讐悲劇小説 |
著者 | シェイクスピア |
発売日 | 1606年 |
ページ数 | 162 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4102020071 |
ISBN-13 | 978-4102020074 |
マクベスの英語版書籍
マクベスは英語版の書籍もあります。
マクベスのあらすじ、ネタバレのよくある質問
マクベスのよくある質問に回答します。
「マクベス」のドラマ・映画・舞台などの関連動画
「マクベス」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「マクベス」はドラマ化されています。「シェイクスピア21」の中の1作に、マクベスを原作とした話があります。
また、「マクベス」はいくつか映画化されています。
2021年ジョエル・コーエン監督の作品はあえてモノクロ映像でひきこまれます。気になる方は下記の映像をチェックしてください。
また、オペラでのマクベスもあります。ジュゼッペ・ヴェルディがシェイクスピアのマクベスに基づき作曲しました。
YouTubeでアニメ化しているものもあり、世界中で有名な作品です。
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