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【あらすじ・感想】ヘンゼルとグレーテルを簡単に結末まで!魔女の正体は?

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原作グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」あらすじと感想をご紹介します。簡単にあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。

サクッと短く内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。

あらすじはネタバレを含む可能性があります。ネタバレなしで読みたい方は結末をとばしてご覧ください。

ヘンゼルとグレーテルのあらすじ①

ヘンデルとグレーテルは、仲のいい兄妹。でも家は貧しく、ついに食べるものがなくなりました。母親は父親に子どもを捨てて、口減らしをすることを提案します。

両親の話を聞いた兄のヘンデルは、すぐに白い光る石を集めます。そして兄妹が両親に連れられて森に行く途中、石を道にばらまきながら歩きます。両親は兄妹を置き去りにしましたが、石が月明かりで光るので、それをたどって兄妹は無事家に着くことができました。

両親は一旦は受け入れましたが、またパンが尽きたので、二人をもっと奥の山に連れて行きました。今回はヘンデルはパンくずを道に落としながら行きましたが、パンくずは鳥に食べられてしまい、帰る道が分からなくなってしまいました。

二人は空腹のまま森をさまよい、疲れはててしまいました。その時です、二人の目の前にお菓子の家が現れました。二人は夢中でむさぼり食べました。でもその家は、実は魔女の家だったのです。魔女は子どもを食べるのが好きで、お菓子の家は子供をおびき寄せる罠だったのです。

魔女は妹のグレーテルを召使として働かせ、兄のヘンデルを食べようと画策しました。ヘンデルを閉じ込め、毎日太ってきているかどうか、食べ頃かどうかチェックするために、ヘンデルの指をチェックしました。

ヘンデルは賢かったので、チキンの骨を出してやせ細っていると偽装しました。ついに我慢できなくなった魔女はヘンデルを食べようと、グレーテルにかまどの準備をするように言いました。グレーテルは魔女の意図を察して、やり方を見せてくれるように言いました。

魔女がかまどに頭を入れた瞬間、グレーテルは魔女をかまどに押し込み、ついに魔女は死んだのです。二人は無事に魔女の家を抜け出し、家に帰りました。非情な母は亡くなり、父と兄妹の3人で仲良く暮らすことができました。

ヘンゼルとグレーテルのあらすじ②

とある森の近くに木こりの夫婦が住んでいました。夫婦にはヘンゼルとグレーテルという二人の子どもがいます。家族四人で貧しいながらも、なんとか暮らしてきましたが、ある年に大飢饉が起こり、生活がさらに苦しくなってしまいます。

それこそパンでさえ食べられないといった具合です。このままでは家族全員飢えて死んでしまうと考えた妻は、口減らしのために子ども達を森に捨てることを決意します。その話を偶然聞いてしまったヘンゼルとグレーテル。ショックで泣き始めるグレーテルですが、兄であるヘンゼルは大丈夫と妹に告げ、黙々と白い石を集めます。

次の日、焚き木を拾い集めるというおつかいのために森に連れていかれる兄妹。もちろん本当の理由は森に置き去りにするためです。その道中、ヘンゼルは白い石を一定間隔で道に落としていきます。この白い石を道標に家まで帰ろうという作戦です。

作戦は大成功。二人は無事に家に辿り着くことに成功しました。二人を見つけた父親は、子ども達を捨てたことに罪悪感を感じていたので素直に喜びます。しかし二人の母親は諦めません。再度二人を森に捨てることにします。意志の弱い父親は妻の言うことに従うしかありませんでした。

また森に連れていかれる二人ですが、ヘンゼルは同じ作戦を使って打開しようとします。ただ今回は白い石ではなく、弁当として与えられたパンを道に落としました。しかしパンは小鳥に食べられてしまい道標にはなりませんでした。

途方に暮れる二人。森を彷徨うこと三日が経とうとした時、この世のものとは思えないお菓子の家を見つけます。空腹で我慢ができなかった二人は夢中でお菓子を食べます。すると家の中から、老婆が現れ、二人に寝食を提供するのでした。

しかしこの老婆の正体は魔女。子どもをお菓子の家でおびき寄せ、食べてしまう危険な魔女だったのです。翌朝、本性を現した魔女はヘンゼルを人質にして、グレーテルにヘンゼルを肥え太らせる食事を作らせます。太ったタイミングで食べてしまおうというわけです。

しかし機転を利かせたヘンゼルは、目の悪い魔女に自分の腕の代わりに食事で出た骨を差し出すことで欺きます。一向に太らないヘンゼルに業を煮やした魔女は太る前にヘンゼルを食べようとします。それを今度はグレーテルが機転を利かせ阻止。

そのまま魔女を焼き殺してしまいます。二人は魔女の家に山ほどあった宝石や真珠を持てるだけ持って、家に帰りました。帰ってきた二人を見つけ、父親は大喜び。そしてなぜか母親は亡くなっていました。魔女の家から持って帰った宝石や真珠のおかげで三人は仲良く裕福に暮らすことができたのでした。

著:グリム, イラスト:バーナデット ワッツ, 原著:Bernadette Watts, 翻訳:福本 友美子
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ヘンゼルとグレーテルの全文は書籍で読めます。ヤーコプ・グリム、ヴィルヘルム・グリムの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。

author:執筆者:高橋渉

目次

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原作「ヘンゼルとグレーテル」は怖い?感想・口コミを紹介

【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答

女性の口コミ評判

50代女性

この作品はグリム童話なので、子ども向けかと思いがちですが、実は親が自分の子どもを捨てるという、子どもが読むには残酷な話です。当時のヨーロッパは大飢饉で食糧不足のため、子どもが口減らしに捨てられることがありました。日本では「姥捨て山」の話のように、老人が捨てられますよね?日本にはない思考です。またヘンデルとグレーテルは魔女の家に囚われますが、魔女が女の子を労働力と考えて男の子を食べようとすることは、男子優先の日本では奇妙に思え、ここでも文化の差を感じます。

男性の口コミ評判

20代男性

グリム童話のひとつに数えられている作品です。内容はヘンゼルとグレーテルという兄妹が協力し合って、様々な困難に立ち向かうといったお話。冒頭は、現実味のある暗い話から始まり、次第にお菓子の家が登場するなどのファンタジー要素の強い作風へと変わっていきます。この作品を童話として子どもの頃に読んだことがある人は多いかもしれませんが、グリム童話に収録されている原典のヘンゼルとグレーテルを読んだことがある人は少ないのではないでしょうか。といっても、ヘンゼルとグレーテルは何度も話の改変が行われており、原典といっても様々なパターンがあります。なのでそれぞれの違いを比較するのも、この作品を楽しむ方法のひとつといえます。

ヘンゼルとグレーテルから得られる教訓は?

ヘンゼルとグレーテルを読んだ人に、この本から読み取れる教訓を考えてもらいました。

教訓①

ヘンデルとグレーテルの兄妹は、親に捨てられても、魔女に食べられそうになっても、どうにか生き抜こうと知恵をしぼります。どんな逆境にいても、嘆くだけではなく、すぐに頭を回転して考えることで状況が好転する、という教訓をこの作品は教えてくれます。

教訓

家族だからの繋がりではなく、愛があるからこその繋がりだということを感じ取りました。ヘンゼルとグレーテルの母は、平然と子ども達を切り捨てることができました。

つまり、家族であっても愛がなければ、深い繋がりは成立しないのでしょう。逆にヘンゼルとグレーテルは互いが互いを気にかけ、命を賭して守ろうとする姿は愛以外の何ものでもないと思いました。

ヘンゼルとグレーテルの魔女の正体は?いい人?

ヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女の正体を考察しました。

考察①母親

魔女と母が同一人物という説があります。魔女の家から帰ってきた際に母がいなくなっていたのが理由です。この母は実母であったり、継母であったりと物語が改変されるごとに、設定が変わっていきました。

なので、この説の真偽のほどは定かではありませんが、仮に実母であったのならば、我が子を邪険に扱う姿は不自然です。魔女が途中から母に成り代わっていたなんてこともあり得るかもしれません。

考察②小児性愛嗜者

魔女はペドフィリア(小児性愛嗜者)を表していると思います。男女問わず、性的指向が子ども対象の人です。子どもが好きそうなワナを仕掛けるのは、作品上では森の中でしたが、現代ではSNS空間なのかもしれません。

考察③本当はいい人だった

ヘンゼルとグレーテルは子どもです。疲れや不安から食べられると勘違いしてしまっただけで、魔女は食べる気なんてなかったかもしれない、という説もあります。もしそうだったとしたら、食料を与えて焼き殺されてしまう魔女は不憫ですね。

ヘンゼルとグレーテルの基本情報|英語版や子供向けの絵本はある?

著:グリム, イラスト:バーナデット ワッツ, 原著:Bernadette Watts, 翻訳:福本 友美子
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作品の詳細内容
作品名ヘンゼルとグレーテル
カテゴリー児童文学
作者ヤーコプ・グリム、ヴィルヘルム・グリム
発売日1983年4月15日
ページ数28
言語日本語
ISBN-104593501768
ISBN-13978-4593501762
ヘンゼルとグレーテルの基本情報

ヘンゼルとグレーテルの英語版書籍&絵本

著:Grimm,Jacob, 著:Grimm,Wilhelm, 翻訳:玲子, 高野, Unknown:Nishi´e,Sarah Ann, Unknown:ラボ教育センター
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ヘンゼルとグレーテルは英語版の書籍もあります。上記の書籍は英語と日本語両方載っており、読みやすいです。白雪姫とヘンゼルとグレーテルの2つの作品が収録されています。

Unknown:えりな, すずき, 著:初枝, 中脇, 著:登, 高野
¥385 (2023/01/31 00:37時点 | Amazon調べ)

ヘンゼルとグレーテルは読み聞かせにもぴったりな子供向けの絵本があります。上記の絵本の主な対象年齢は1歳~小1です。

ヘンゼルとグレーテルのあらすじ、ネタバレのよくある質問

ヘンゼルとグレーテルのよくある質問に回答します。

ヘンゼルとグレーテル何を落としましたか?

兄のヘンゼルが1回目は「月に光る石」。2回目は「パンくず」を落としました。

ヘンゼルとグレーテルどっちが男ですか?

ヘンゼルが男です。

ヘンゼルとグレーテルはどこの国のどんな時代背景ですか?

中世ヨーロッパの「大飢饉」や「魔女狩り」が時代背景にあります。パンが買えない程貧しく、異端者を魔女として処刑していた時代でした。

ヘンゼルとグレーテルはどんな綴りですか?

原作のドイツ語だと、ヘンゼルは「Hänsel」グレーテルは「Grete」。英語だと、ヘンゼルは「Hansel」グレーテルは「Gretel」です。

「ヘンゼルとグレーテル」のアニメ・映画・オペラ関連動画

「ヘンゼルとグレーテル」のアニメ・映画・関連動画をご紹介します。

「ヘンゼルとグレーテル」はアニメ化されています。気になる方はチェックしてください。

「ヘンゼルとグレーテル」はホラー映画化されています。

ヘンゼルとグレーテルのその後を描いたダークアクション映画「ヘンゼル&グレーテル」もあります。

ヘンゼルとグレーテルが、過去の経験から魔女狩りをするようになったお話です。

「ヘンゼルとグレーテル」の関連動画をご紹介します。

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」は舞台化されています。序曲から引き込まれる作品です。

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