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【あらすじ・感想】はなさかじいさんの原作は怖い?物語の教訓を簡単に解説

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はなさかじいさんのあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。

サクッと簡単に内容や登場人物の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりにぜひお役立てください。

あらすじはネタバレを含む可能性があります。ネタバレなしで読みたい方は結末をとばしてご覧ください。

はなさかじいさんのあらすじ①

貧乏ながらも優しい心を忘れない正直な爺さんと婆さん夫婦。ある日、二人が子供のように可愛がっていた犬の白が「ここ掘れワンワン」と鳴くので、それに従い掘ってみると小判が大量に出土し、二人は一気に大金持ちになります。

それを快く思わないのは隣に住んでいた意地悪な爺さんと婆さん夫婦。ある日無理やり白を引っ張っていきますが、白は嫌がっているため吠える場所を掘っても何も出てきません。怒った二人は白を殺してしまいます。

正直爺さんと婆さん夫妻は白の死を悲しんでお墓に埋葬してあげます。するとそこから松の木が生え、みるみる巨大な大木へ姿を変えます。白の生まれ変わりと思った二人は、その松から臼と杵を作ってお供えのための餅をつくことにします。

すると、餅を搗くごとに臼からは次々とお米があふれでて、二人の生活はさらに豊かになります。その様子を見た意地悪な爺さんと婆さん、無理やり臼を持ち出して同じように餅をついてやりますが、臼からは米ではなくがらくたやゴミのようなものが次々と溢れてきてたちまち家が汚れてしまいます。

怒った二人は臼と杵を壊して、薪にして燃やしてしまいました。臼と杵の灰を突き返された正直爺さん。悲しいけど燃えてしまったものは仕方ないと灰を持って帰宅します。

せめてものお供えにと思って白のお墓に灰をまいてやると、どこからともなく暖かい風が吹いてきて灰を舞い上げます。するとその灰を被った桜や梅の木々があっという間に花をつけて満開の景色となりました。

これに気をよくした正直爺さんは行く先々で不思議な灰をまいて花を咲かせていたところ、その様子を見たお殿様一行が正直爺さんを大層気に入って、彼を褒め称えた上に沢山のご褒美を下さいました。

その話が当然面白くないのが意地悪爺さんと婆さんの夫婦。正直爺さんから不思議な灰を取り上げて、同じようにあちこちに灰をまきますが全く効果が現れません。挙句にそこを通りかかったお殿様一行に灰をかけてしまいます。

ある人は目に灰が入ってしまい、別のある人は頭や服が杯まみれになってしまい怒り心頭。意地悪爺さんと婆さんはついに牢屋に入れられてしまいました。

はなさかじいさんのあらすじ②

昔々、心の優しいおじいさんとおばあさんがいました。ある日その家に子犬が迷い込んできました。2人はその犬に名前をつけ大事にかわいがって育てました。

ある日その犬を連れて畑仕事に出たおじいさんは、「ワンワン」という犬の鳴き声を聞きつけ、その場所に行ってみました。どうも足で地面をひっかきながら「ここを掘って」と言っているようです。おじいさんは、その場所を掘り起こしてみました。

するとそこからたくさんの小判が出てきました。それを木の陰から見ていた意地悪なおじいさんは、次の日犬を無理やり連れて、畑に行きました。そして犬が鳴いた場所を掘ってみると、そこからは小判どころか、たくさんのゴミが出てきました。怒った意地悪じいさんは、鍬で犬を殺してしまいました。

優しいおじいさんとおばあさんは、かわいがっていた犬が殺されてしまったことに大層悲しみ、裏山に犬のお墓を作り、その上に木の苗を植えました。苗はどんどん育ち、大きな木になりました。

優しいおじいさんとおばあさんは、その木から臼を作りました。そしてその臼で餅をついてみると、不思議なことにその臼からまたもや小判がたくさん出てきました。

それをのぞき見していた意地悪じいさんは、こっそりその臼を自分の家に運びました。そして餅をついてみると、ふたたびゴミがあふれ出しました。またまた怒った意地悪じいさんは、その臼を燃やしてしましました。

優しいおじいさんは、泣きながら臼の灰を抱きしめ、拾い集めて持ち帰ろうとしたところ、どこからともなく風が吹き始め、その灰が飛んでいきました。そして枯れ木に振りかかりました。すると、枯れていた木にどんどんと花が咲き始めました。

不思議に思ったおじいさんが灰をそこらじゅうにまいてみたところ、あちこちの枯れ木に満開の花が咲きました。ちょうどそこを通りかかったお殿様がそれを見て大変驚き、おじいさんにたくさんの宝物を与えました。

それを知った意地悪じいさんがまた同じように灰をまき、花を咲かせようとすると、その灰はお殿様の目や口に入り、怒ったお殿様は意地悪じいさんを牢屋に入れました。優しいおじいさんとおばあさんは、その後幸せにくらしました。

はなさかじいさんの全文は書籍で読めます。イラスト付きでわかりやすく、子供の読み聞かせにもぴったりなので、ぜひ読んでみてください。

author:執筆者:高橋渉

目次

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星 渉(ほし わたる) 1983年仙台生まれ。麗澤大学客員教授、ベストセラー作家(著書累計9冊49万部)。主な著作には中田敦彦YouTube大学で紹介された『神メンタル「心が強い人の人生は思い通り」』(17万部KADOKAWA)や『神トー―ク「伝わり方しだいで人生は思い通り」』(10万部KADOKAWA)など。

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「はなさかじいさん」の感想・口コミ

【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答

男性の口コミ評判

40代男性

情けは人の為ならず、それと、優しい心で正直に生きていくことが大切である、という教訓だと思います。この話では犬の助けにより正直爺さん夫婦は豊かな生活を得ることができました。実際の話では当然犬は助けてくれないと思いますが、普段から親切な行動をしておくことで、自分が困っているときに思わぬところから救いの手が差し伸べられるかもしれないということでしょう。また、仮にそのようなトラブルが生じなかったとしても、普段から正直で優しい心をもって生活することで、心に何の蟠りもない幸せな人生を送ることができるでしょう。

女性の口コミ評判

50代女性

優しいおじいさんとおばあさんは、大切にかわいがっていた犬を意地悪じいさんに殺されてしまって、とてもかわいそうでした。でも最後に優しいおじいさんは枯れ木に花を咲かせ、お殿様からたくさんの褒美をもらって幸せになったことで、少し心が救われました。一方いじわるじいさんは、優しいおじいさんの真似をして花を咲かせようとしましたが、そうはいかず、お殿様から罰を与えられ、やっぱり欲張りや意地悪をしていると結局天罰が下るのだと思いました。

はなさかじいさんの真実からわかる教訓は?

はなさかじいさんを読んだ人に、この本が伝えたいことを考えてもらいました。

教訓①

嫉妬は自分の成功の原動力となるので、他人を羨むこと自体は悪いことだと思いません。しかしながら、自分の成功のために他人を踏み台にすることや、成功のために手段を選ばないのは別の話です。

地位や財産といった社会的な成功を手に入れることができたとしても、自分の心に後ろめたいものが残ってしまうのであればそれは本当の意味での成功ではないですし、そのような残酷な人間はいずれ相応の報いを受けるのは間違いないと思います。

教訓②

人にも動物にも優しい心を持たなければならない。また人を羨ましがり欲張って人の物を奪ったり、マネしようとしても、日ごろの行いがよくなければ決して幸せにはなれない。世の中は因果応報で、自分の悪い行いは必ず自分に返ってくるということ。

はなさかじいさんの物語が怖いと言われる理由

意地悪爺さんの行動原理が怖いです。他人のお金や成功を羨むことは自分の原動力とすることができるのは確かですし、成功者と同じことをすれば自分もある程度の成功を収めることができる可能性があることは確かです。

しかしながら、それが失敗したからという理由だけで白の命を奪ったり、正直爺さんの所有物である臼と杵を燃やしてしまうなど、他人に損害を与えることを考えられないことが恐ろしいです。

はなさかじいさんの最後を解説

はなさかじいさんの結末を解説します。

物語の最後

おじいさんは灰を拾い集め、枯れ木にどんどん花を咲かせました。そこに通りかかったお殿様が、その美しさに感動し、おじいさんにたくさんのご褒美を授けました。

一方それをマネした意地悪じいさんは、同じように花を咲かせることができません。蒔いた灰はお殿様の目や口に入り、怒ったお殿様から牢屋に入れられてしまいました。優しいおじいさんとおばあさんは、その後もいなくなった犬を忘れることなく、供養しながら幸せに暮らしました。

自分が成功することしか考えずに正直な爺さんと婆さんに迷惑をかけ続けた意地悪爺さんと婆さんは、最後はその行動に相応しい罰として投獄されてしまいます。

一方、正直爺さんと婆さんは子供のように可愛がっていた白を亡くしてしまいましたが、 金銭的な豊かさだけではなく、正直で思いやりのある生き方をしてきたことによって親しくなった人たちに見守られて幸せな生活を送ります。

はなさかじいさんの基本情報|英語版の絵本はある?

作品の詳細内容
作品名はなさかじいさん
カテゴリー日本昔話
著者不明
発売日未詳
ページ数36
言語日本語
ISBN-104061325000
ISBN-13978-4061325005
はなさかじいさんの基本情報

はなさかじいさんの英語版絵本

著:いもと ようこ, イラスト:いもと ようこ, 翻訳:Soshi Uchida
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はなさかじいさんは英語版の書籍もあります。

はなさかじいさんのあらすじ、ネタバレのよくある質問

はなさかじいさんのよくある質問に回答します。

花咲かじいさんの元ネタは何ですか?

元ネタは「意地悪なじいさんは牢獄に入り重い罰を受ける」結末です。残酷な表現を抑えたものが多く発売されています。

花咲かじいさんに出てくるのはなんの灰ですか?

愛犬の死を悼み植えた木の一部です。愛犬の一部とも読み取れます。

「花咲かじいさん」とはどういう意味ですか?

大切にされた動物が飼い主を幸せにする「動物報恩譚(どうぶつほうおんたん)」の意味の話です。飼い犬の「しろ」は意地悪な爺さんに殺されますが、花を咲かせる灰となりおじいさんを助けます。

花咲かじいさんの犬の名前は何ですか?

「しろ」です。

花咲かじいさんが花を咲かせた木は何ですか?

お殿様に命じられ、咲かせたのは桜の木です。

花咲か爺さんの発祥の地はどこですか?

発祥の地ははっきりしていませんが、鳥取県大山町に「花さか爺」という民話がつたわっています。「はなさかじいさん」は作者が不明で、昔からある日本の民話なので、他にも多くの地で伝えられています。

「はなさかじいさん」のアニメ・関連動画

「はなさかじいさん」のアニメなどの関連動画をご紹介します。

「はなさかじいさん」の読み聞かせや歌、アニメの動画などがYouTubeにあります。

気になる方はぜひチェックしてくださいね。

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