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ハムレットのあらすじと感想をご紹介します。あらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
短く簡単に内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文、レポートにもぜひお役立てください。
ハムレットのあらすじ①
「ハムレット」はシェイクスピアの四大悲劇の一つとされる作品で、現在シェイクスピア作品とされているものの中で最長の作品です。
主人公ハムレットはデンマーク王国の王子です。父親の先デンマーク国王が急死し、父親の弟である叔父がハムレットの母親の妃と結婚して新国王となりました。
しかし、ハムレットは父親の亡霊が城壁に現れるという噂を聞き、そこで出会った父親の亡霊から父親の死は叔父の謀略であり、毒殺であったということを知らされます。
復讐を誓ったハムレットは、叔父と間違えて自分の恋人オフィーリアの父親であるポローニアスを殺害してしまいます。復讐を目指すハムレットにつれなくされていた上に、父親を殺されてしまったオフィーリアは悲しみのあまり狂い死んでしまいます。
ハムレットの復讐心に気づいた国王は、剣術大会を開きそこでハムレットを殺すことを計画します。しかしそこでハムレットの母親である王妃が、ハムレットの毒殺用に用意されていた酒を飲んで死んでしまい、剣術の試合をしたハムレットとオフィーリアの兄は両者とも剣に塗られた毒で傷を負います。
ハムレットは手負いの状態で国王を殺し復讐を果たし、親友のホレイショ―に全てを伝えて亡くなっていきます。
ハムレットのあらすじ②
デンマーク王が急死し、その弟であるクローディアスが王位に就くところから物語が始まり、ハムレットというデンマーク王国の後継者である母、ガートルードが新デンマーク王と結婚することからハムレットは、ある疑惑を持つのです。
その疑惑というのは、父王の死があまりにも出来過ぎではないかという点、実の母親の再婚があまりに急すぎるのではないかという点、すると父の亡霊が夜な夜な現れるということを家臣が言い出しハムレット自ら調査を行います。
亡霊はまさに父で事の真相をハムレットに話し実の父王の死は弟のクローディアスによるものだったと真相を聞かされるのです。ハムレットは実の父暗殺を企てたクローディアスと母親に復讐を誓うのですが、狂気を装い気が振れていることを装い、復讐のチャンスを待ちます。
やがて、決定的な証拠をつかむハムレットは現王であるクローディアスと母が会話をしていると思い、謝った相手、オフィーリアの父を殺害してしまうのです。
ハムレットにはオフィーリアという婚約者がいましたが、実の父を殺害したハムレットの奇行に気が狂い溺死してしまいます。その事実を知ったオフィーリアの兄は、レアティーズはハムレットに決闘を挑むのですが…
ハムレットの全文・原文は書籍で読めます。シェイクスピアの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「ハムレット」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
20代女性
「ハムレット」はシェイクスピアの四大悲劇の一つと言われるように、悲劇に分類され作品全体は暗い雰囲気が漂っています。また、「生きるか死ぬか、それが問題だ」という有名な台詞に代表されるように哲学的な問題やハムレットが抱える青年期らしい煩悶が描かれていて、人間としての悩みが深く描き出されていると思いました。私は思春期に読んだのでハムレットの悩みに共感できるところもありました。そして、オフィーリアがとてもかわいそうで悲しかったです。
30代男性
王位継承については、昔から世継ぎ問題なんかで暗殺とか、次の王様に早くなりたいという方向から、実の弟が兄を暗殺して王になろうとするということが多かったので、王位継承問題についてかなり的確に取られていると思います。そして、王子という立場にある存在において、次期後継者であるという立場がありますが、実は兄弟が多いと立場が危ういんですよというのがこの物語を読んだ感想です。というのも、王子とか王女とかの候補が多いと、臣下がおいしい思いをしたいから王子とか王女をそそのかして暗殺を企てようとすることもありますからね。
ハムレットで伝えたいこと
ハムレットを読んだ人に、この本が伝えたいことを考えてもらいました。
伝えたいこと①
主人公ハムレットが煩悶を抱えたり様々な困難にぶつかりながらも、国王の息子としての自分の役割を見失わず、復讐を果たすという目標に向かって進んでいく姿から、自分の目標に向かって諦めないことの大切さを伝えていると思います。
伝えたいこと②
気高くプライドを持って生きるのであれば、それ相応の悩みや決断をもってして生き抜くしかないということがこの作品が伝えたかったことでしょう。逆に悩みを持たずに生きるのは、プライドを捨てて生きることであるがゆえ、悩む必要はないということです。
ハムレットの魅力を解説
ハムレットの魅力を紹介します。
復讐という目標に向かっていくハムレットが、決して簡単に復讐を果たすのではなく、様々な問題や壁にぶつかり煩悶や苦しみを感じながら青年期らしい悩みを抱えているところです。
国王の息子という立場のハムレットですが、それによって共感を持って読むことができます。そのうえで、悲劇で成り立っているのがこの作品の特徴で、シェイクスピアには悲劇の他喜劇もあります。
ハムレットの名言・印象に残ったセリフ
ハムレットを読んだ人に、名言や印象に残った言葉を聞きました。
主人公ハムレットのセリフ
最初に主人公ハムレットの名言を紹介します。父親の亡霊を一緒に見たホレイショーに対してのセリフ。
- 「天と地の間にはお前の哲学などには思いもよらぬ出来事があるのだ」
- 「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
- 「良い悪いというものは無い、考え方によって良くも悪くもなる」
中でも「天と地の間にはお前の哲学などには思いもよらぬ出来事があるのだ」については、道理などが一切通用しないこともあるという点においては共感できる部分があります。
オフィーリア&ホレイショーのセリフ
主人公以外の登場人物の名言は下記のとおり。
- オフィーリア「美しい女には誠実こそ何より似つかわしくは?」
- オフィーリア「どうぞあの世で しあわせに!――それから、みなさんも、どうぞおしあわせに。さようなら。」
- ホレイショ―「とうとう散ってしまわれた、気高いお心も。おやすみなさい、ハムレット様。」
ハムレットの基本情報|英語版書籍はある?
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | ハムレット |
カテゴリー | 復讐悲劇小説 |
著者 | シェイクスピア |
発売日 | 1967年9月27日 |
ページ数 | 284 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4102020039 |
ISBN-13 | 978-4102020036 |
ハムレットの英語版書籍
ハムレットは英語版の書籍もあります。
ハムレットのあらすじ、ネタバレのよくある質問
ハムレットのよくある質問に回答します。
「ハムレット」の映画・関連動画
「ハムレット」の映画・関連動画をご紹介します。
「ハムレット」は映画化されています。気になる方はチェックしてください。
ハムレットの中の登場人物、オフィーリアに焦点を当てた作品もあります。
「ハムレット」の関連動画をご紹介します。
ハムレットは舞台化もされており、劇団四季など様々な劇団が上映しました。詳しくは各劇団のサイトをご覧ください。
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