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源氏物語のあらすじと感想をご紹介します。興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
3分であらすじが読めて登場人物が分かるため、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりやテスト対策にもぜひお役立てください。
源氏物語のあらすじ①
実の親と離れて暮らしていた光源氏が、母が亡くなったことで親と暮らすようになり父親と再婚した女性が実の母親に似ていたことからその人を好きになってしまう部分から始まります。この人が光源氏にとって最初の女性になります。
この後も夕顔や空蝉などと関係を結びますが、体調を崩してしまい治してもらうために山に祈祷へいきます。その際に出会う女性が、光源氏最愛の女性とも言われる若紫です。母親のいないその少女を自分好みの女性に育てるために引き取ってしまいました。
しかし最愛の女性とも言われる若紫を引き取ったあとも源氏の女性関係はまだまだ広くなり続けます。葵上や末摘花などです。そのように色々な女性と関係を結んでいた結果、ついにとある女性の別のお相手に関係を結んでいることで須磨に流されてしまいました。
そこでは女性関係が少しおさまったものの、明石君など関係を結びました。その後罪を許されて都へと帰った際に、その明石君を入内させもしました。
そのあとも色々な女性と関係を結びますが、やはり後の紫上である若紫が最愛の女性であったのでしょう。彼女が病気になってなくなった後、後を追うために自殺をしたということではなく、光源氏自身も病気になって亡くなってしまいます。
『源氏物語』の面白いところはここで話が終わるのではなく、光源氏が亡くなったあとの物語が子供である薫を主人公として書いてあることです。
源氏物語のあらすじ②
平安時代の宮廷を舞台に、帝と身分の低い桐壷女御との間に生まれた光源氏は、その光溢れるような美しさで様々な女性と恋に落ちます。しかし、彼が色んな女性に心を奪われながらも、どうしても強く思ってしまう女性、それは亡き母にそっくりの義母・藤壺でした。
叶わぬ恋に苦しむ光源氏でしたが、どうしても彼女を忘れることができずこっそりと部屋を訪れ密通を重ねてしまい、その結果藤壺は不義の子を身ごもることになってしまいました。
その後も、どうしても自分のものにはできないにも関わらず藤壺の面影を忘れられない光源氏は、彼女の血縁である幼女・紫の上を強引に自分の元に迎え入れ、育てたのち妻にするなど、いつまでも彼女への思いを胸に抱き続けました。
年を重ねるにつれ、実は息子であり支えてきた冷泉帝が即位したり、娘である明石の姫君が東宮に入内したりなど、光源氏の宮廷での権力は強いものになっていきます。そんな時に、まだ幼い女三宮という姫君との婚姻の話が来ます。
初めは乗り気ではなかった光源氏でしたが、彼女が藤壺の遠縁だということがわかり気持ちが動かされ結婚を決めました。しかし年齢も心もまだ子どもらしい彼女との結婚はあまりうまくいかず、気持ちがすれ違う日々が続きます。
そして友人の息子・柏木が女三宮を見かけ、恋に落ちてしまいます。思いを募らせた柏木は彼女の元へ通うようになり、とうとう妊娠させてしまいます。また、彼女の部屋で手紙を見つけた光源氏が二人の関係に気づき、怒りをあらわにしたため、柏木は病に伏せたのち亡くなりました。
昔自分がしたことへの報いを感じた光源氏は、最愛の妻・紫の上が亡くなったことをきっかけに出家し、表舞台から身を引くことに決めたのでした。
源氏物語の全文・原文は書籍で読めます。紫式部の世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「源氏物語」の感想・口コミを紹介!主人公や登場人物に共感
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
10代女性
最初に読んだのは小学四年生のときだったんですが、流石に難しくてあまり理解することが出来ずに小学六年生の頃にもう一度読みました。光源氏さんが相手を沢山持っていて最悪な男と思って最初は読んでいましたが、中学高校の古典の授業でこの時代の常識を知ったことでそこまで最悪な男では無いのではないかと捉え直しました。ドロドロしている部分が多いものの、若紫の成長などほっこりするような場面も含まれていてその部分も好きです!
30代女性
平安時代の貴族社会を舞台に、帝の皇子として生まれた光源氏が多くの女性と出会い、翻弄されながらも人間として成長していく大河小説です。高貴な生まれで外見にも恵まれた主人公、光源氏が、それでも順風満帆な人生とはいえず、幼くして亡くなった実母に似た義母・藤壺に叶わぬ恋心を抱き続け苦しむ姿や、家柄のために結婚した身分の高い妻・葵の上とはどうにも心を通わせることができない姿などは、とても人間味あふれているため現代に生きる我々にも共感できる部分があり、とても興味深く読むことができます。
源氏物語の印象に残った場面
源氏物語を読んだ人に、印象に残った場面を聞きました。
印象に残った場面①
六条御息所が生霊となって葵上に取り憑いて葵上が亡くなってしまう場面です。最初は六条御息所を酷い女性だと思って読んでいましたが、生霊を自分でコントロールすることはできないのではないかと考えるようになってなら、六条御息所は光源氏を真っ直ぐに愛した女性なのではないかと思うようになりました。
印象に残った場面②
もうこれ以上求めるものがないほど栄華を極めた光源氏が、それでもかつて慕っていた藤壺の影を追い求めて女三宮を妻にし、結局密通されてしまう場面は因果応報的でもあり、非常に興味深く感じました。軽い気持ちでつい欲張ってしまった結果、落とし穴にはまってしまうようなことは現代を生きる私たちにもあることで、時代が変わっても人は同じことを繰り返しているのだなという気持ちになりました。
源氏物語とはどういう物語か?一言であらわすと?
源氏物語を読んだ人に、物語を短く一言で表してもらいました。
- 古典版昼ドラ
- 日本最古の長編恋愛小説
源氏物語の基本情報|英語版や漫画はある?
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 源氏物語 |
カテゴリー | 長編小説 |
著者 | 紫式部 |
発売日 | 2001年11月22日 |
ページ数 | 504 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4043574053 |
ISBN-13 | 978-4043574056 |
源氏物語の英語版書籍&漫画
源氏物語は英語版の書籍もあります。
分かりやすく読みやすい漫画版もおすすめです。
源氏物語のあらすじ、ネタバレのよくある質問
源氏物語のよくある質問に回答します。
「源氏物語」のドラマ・アニメ・映画の関連動画
「源氏物語」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「源氏物語」はドラマ化されています。主演が東山紀之のものと沢田研の時代劇があります。
「源氏物語」は映画化されています。
「源氏物語」はアニメ化もされました。「源氏物語千年紀Genji」の公式サイトに人物相関図が載っていてわかりやすいですよ。気になる方はチェックしてください。
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