本ページは広告が含まれます。私たちのパートナーのリストを公開しています。
銀河鉄道の夜のあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと簡単に内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
銀河鉄道の夜のあらすじ①
主人公のジョバンニは学校で、銀河に関した授業を受けていました。その後、ジョバンニは活版所で活字を拾い、報酬として銀貨を1枚もらいました。そして家に帰ると、パンの塊と角砂糖を買ったことを具合の悪い母に報告するのです。
その後、牛乳が届かなかったのでジョバンニは牛乳屋に行き店の人に伝えましたが、誰もいないから明日にしてくれないかと言われました。ジョバンニは母が病気だから、今日牛乳が欲しいことを伝えると、店の人にもう少したってから来てほしいと言われました。
ジョバンニが川を目指して歩くと、クラスメートのカムパネルラがいました。ジョバンニは林の小道を抜け、「銀河ステーション」という声を聞いたら、いつの間にか列車に乗っていました。その列車にもカムパネルラが乗っていました。
停車したところで降りてみたり、そこで学者らしい人や大学生らしい人に会ったりしました。列車が動き出すと、鳥を狩る人に会いました。その次は青年と男の子と女の子に会いました。青年たちと別れたジョバンニはカムパネルラと二人きりになりましたが、いつのまにか元の丘で眠っていました。
再度牛乳屋に行き、牛乳をもらうと、川の大きな橋のところで人だかりができていて、子供が川に落ちたことがわかりました。カムパネルラと一緒だったマルソがカムパネルラが川に落ちたことを話してくれました。カムパネルラを大人の人が探しましたが、見つかりませんでした。
銀河鉄道の夜のあらすじ②
主人公はジョバンニという少年です。ジョバンニは学校に通っており、そこには頭がよく優しいカムパネルラやいじめっ子のザネリなどがいます。
ジョバンニは病気の母親と二人で暮らしています。ジョバンニは学校から母のいる小さな家に帰ると、母の様子を見てから牛乳を取りに行くついでに川で行われる銀河のお祭りを見に行きます。
その途中でザネリやカムパネルラに会ったジョバンニは、丘を越えて気づくと銀河ステーションという知らない場所に来ており、カムパネルラと一緒に汽車に乗っていました。窓の外には島や白い十字架が見えます。二人は、白鳥の停車場というところで降り、プリオシン海岸に行ってみたりしながら汽車の旅を続けます。
その途中で、汽車にはせなかのかがんだ人や青年と女の子が乗ってきます。しかし、その人たちは必ず途中の駅で降りてしまい、カムパネルラとジョバンニはたった二人きりになってしまいます。
車掌や他の乗客が言うには、ジョバンニの持っている切符は「ほんとうの天上」へさえ行ける切符で、銀河鉄道ならどこまでもどこまでも行けるということです。汽車はどんどん進んでいきます。カムパネルラとジョバンニは、2人で一緒にどこまでもどこまでも行く約束をします。
しかし、そのすぐあと、ジョバンニが気づくとカムパネルラがいなくなっていました。ジョバンニはたまらなく悲しくなり大きな声で泣きます。そのとき、ジョバンニが目を覚ますと上った丘の上で眠っていたようでした。
ジョバンニは母親の事を思い出し、牛乳をもらって家へと一目散に走っていきます。しかし、その途中で人々のうわさが聞こえてきます。
川に落ちたザネリを救おうと飛び込んだカムパネルラがまだ見つかっていないというのです。カムパネルラの父親が、ジョバンニの父親が明日返ってくることを教えてくれるシーンでこの物語は幕を閉じます。
銀河鉄道の夜の全文は書籍で読めます。宮沢賢治の世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
【200字~400字】「銀河鉄道の夜」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
50代女性
まず、アニメの「銀河鉄道999」に似ているなと思いました。「銀河鉄道999」と少しは違うのですが、それに近いものを感じました。話がファンタジーの世界で本当にこういう話があったら楽しいだろうなと思いました。 また、映画の「タイタニック」にも似ているなと思いました。もし「タイタニック」のように登場人物が助からなかったらどうしようと物語の途中で思いました。それから、最後が映画の「マイガール」のようなラストだと思いました。これだけ似ている話があるので、「銀河鉄道の夜」はいろいろな話のもとになっているのではないかと思いました。
20代女性
私はカムパネルラとジョバンニが汽車で二人きりになってからジョバンニが言う「どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んでいこう」という台詞がとても好きです。しかし、その後起こることを考えるととても悲しい気持ちになり胸が締め付けられます。宮沢賢治の描く銀河鉄道の車窓の風景はとても美しく、星たちや花がきらきらと夜空に輝いている様子が目の前に見えるようです。宮沢賢治によるとても美しく哀しい幻想物語だと思います。
意味が分からない?最後のセリフとラストの考察
最後のセリフは博士が話したセリフで、「どうしたのかなあ。僕には一昨日大へん元気な便りがあったんだが。今日あたりもう着くころなんだが。船が遅れたんだな。ジョバンニさん。あした放課後みなさんとうちへ遊びに来てくださいね。」です。
ラストの考察①
ジョバンニのお父さんは劇中で、誰かに捕まって監獄に連れていかれたのではないかと書かれていて、船と共々行方不明になっているのですが、ひょっとしたらジョバンニのお父さんもなくなっていて、カムパネルラと一緒に列車に乗っていたのかもしれません。
ラストの考察②
カムパネルラはザネリを助けるために川に入っておぼれて死んでしまったと思います。銀河鉄道は、他の乗客が死者だと思われるように、亡くなった人が乗っていく電車だと思います。ラストにカムパネルラの父親が、ジョバンニにみんなで明日家へ来てほしいというのは葬儀に来てほしいという意味だと思います。
銀河鉄道の夜の基本情報|英語版の本はある?
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 銀河鉄道の夜 |
カテゴリー | 童話 |
著者 | 宮沢賢治 |
発売日 | 1969年7月19日 |
ページ数 | 264 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4041040035 |
ISBN-13 | 978-4041040034 |
銀河鉄道の夜の英語版書籍
銀河鉄道の夜は英語版の書籍もあります。
銀河鉄道の夜のあらすじ、ネタバレのよくある質問
銀河鉄道の夜のよくある質問に回答します。
「銀河鉄道の夜」のアニメ映画・舞台・関連動画
「銀河鉄道の夜」のアニメ映画・舞台・関連動画をご紹介します。
「銀河鉄道の夜」は映画化されています。怖いという口コミもありますが、気になる方はチェックしてください。
また、「銀河鉄道の夜」は舞台化されています。宝塚歌劇団や劇団ひまわりなど多数あるので、気になる方はチェックしてください。
「銀河鉄道の夜」の関連動画をご紹介します。プラネタリウムで銀河鉄道の夜のデジタルアート作品が上映されます。
コメント