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悪の教典のあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりにもぜひお役立てください。
悪の教典 ネタバレのあらすじ①
頭脳明晰で容姿端麗、生徒から絶大なる信頼を得ている理想の教師の蓮実聖司。そういった表の顔とは裏腹に、実は生まれつき他者への共感能力が低く、目的の邪魔になる人物を何の躊躇いもなく排除するサイコパスでした。
完璧超人で悪事がバレることなく今まで生きてきた蓮実ですが、小さな綻びから周囲で蓮実に対して疑念を抱く者が出てきます。映画での1人目の被害者はモンスターペアレントの清田勝史で簡単に言えば放火で殺害します。
清田殺害と同時期、体育教師の柴田による性的暴行から4組生徒の美彌(みや)を助けたことによって慕われ、キスまでする仲になります。しかし、蓮実と美彌のキスを不良生徒である蓼沼(たでぬま)に見られてしまいます。
蓮実は目撃者である蓼沼を邪魔に思い、美彌から聞いて知った学校の裏掲示板を利用して清田宅の放火犯に仕立てて孤立させられます。この時直感で蓮実に不信感を抱いたのは怜花という生徒でした。
怜花と友人の圭介、雄一郎は物理教師の釣井から蓮実に関して忠告を受けることになります。蓮実が以前いた学校では、生徒の連続自殺という不審な事件が起こっており、それを知った圭介は蓮実の正体を探ることにします。
教室にて、釣井は蓮実の経歴に対する不審な点について圭介に話しましたが、そこには盗聴器が仕掛けられており蓮実には筒抜けでした。そして釣井は電車内で自殺に見せかけて殺害、圭介には他に誰が知っているのか聞かれ拷問する形で殺害されました。
怜花は圭介が消えたことによってより一層蓮実への不信感が強くなるのでした。その後まもなく文化祭の準備で学校に泊まっている生徒達が次々と殺害される惨劇の日が訪れることになります。
悪の教典 ネタバレのあらすじ②
蓮実は同僚、生徒からも信頼される有能な英語教師。生徒の集団カンニングも見事な手際で解決してみせました。そう彼は「いい人」なのです。表の顔は…。裏の顔はサイコパスとして邪魔なものは何も躊躇いなく葬り去っていきます。
「娘がいじめられている」と連日学校に乗り込むモンスターペアレントが邪魔だと思えば放火して葬り去る。そんな完璧すぎる彼に疑念を持った人がいました。同僚の釣井と集団カンニングの首謀者である早水です。
二人は蓮実の過去を調べて彼が皆が思っているいい人でないことに気付き始めます。しかし、二人の疑念は蓮実に筒抜けになっており二人は消されてしまいます。そんな中蓮実と肉体関係にある美彌はふとしたことから蓮実の殺人の証拠を握ってしまいます。
当然、蓮実に情があるわけもなく文化祭泊まりの準備日に自殺に見せかけて殺します。しかし、その時想定外の目撃者が出てしまい衝動的に殺人をしてしまいます。想定外の殺人のためアリバイもつくれないと困る蓮実。その時彼はふと思いつきました。
「全員皆殺し」すればいい。思いついたら徹底的にやる彼は、ライフルを片手に血まみれになりながら文化祭準備で泊まりこむ生徒達を次々と殺してまわります。それが恐怖の夜の幕開けでした。
悪の教典の全文は小説で読めます。貴志祐介の世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
ひどい?「悪の教典」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
20代男性
サイコパスとはまさにこのことかと(笑)この映画を観て、人は見かけでは判断できないものだなと思いました。明らかに怪しい感じの人が実は悪を暴こうとしている立場である反面、男女問わず誰からも好かれる人気者の裏の顔は…という感じです。とにかく私の知ってる「サイコパス」の要素が全て盛り込まれているなーと思いました。表ではみんなに好かれて理想的すぎる教師を演じ、裏では目的遂行の為に何の躊躇いもなく悪事を働くのがひどくて底知れない恐怖を感じました。物語が進むにつれ少しずつ裏での出来事を隠しきれなくなっていく様がハラハラして面白いと思います。
20代男性
伊藤英明の新境地を見たというのが最初の感想です。伊藤英明というと「海猿」に代表されるようなさわやかな正義感あふれる青年のイメージでした。しかし、今回は邪悪な教師です。生徒に手を出すのは当たり前だし、邪魔な生徒はサクッと殺していきます。気軽すぎて衝撃的です。終盤の怒涛の虐殺シーンは恐怖で文化祭前夜の泊まり込みはやめようと思いました。最初からやろうと思わないけど。最後悪行が露呈したのが一件無駄としか思えない善意というオチが好きです。
悪の教典はバットエンド?最後の考察
悪の教典のラストを考察します。
生き残りは美彌、怜花、雄一郎の3人です。美彌は屋上から突き落とされましたが、後に息を吹き返しました。怜花と雄一郎はクラスメイトの死体を使って蓮実に自分達が死亡したと思わせることで殺害されずに済みました。
また、唐突な狂人の演技を蓮実が始めたのに対して二階堂ふみが「次のゲームを始めている」という趣旨の発言をします。これは、責任能力を問われないようにして裁判官から無罪を獲得しようとする事を指していると思われます。
悪の教典の映画と原作の違い
悪の教典の原作との違いを解説します。
圭介の視点
原作では序盤で圭介視点の場面が多かったように思います。個人的には蓮実をジワジワと苦しめていく立場なのかなと思っていましたがあっけなく殺害されました。
殺害後の描写
生徒皆殺しの後に幻聴が聞こえているシーン、人を殺害した後にも関わらず超合理的な思考をしている描写が原作にはありました。
子犬のシーン
原作で蓮実が絶大な人気を得たエピソードとして子犬があります。これは、ある女生徒が保護した捨て犬が保健所に連れて行かれてしまうのですが、それを蓮実が取り戻してきたことで人気が出始めます。しかし、そのエピソードは映画にはありません。
気になるラスト!悪の教典の続編は出る?
続編はあると思います。
映画のラスト、ついにお縄についた蓮実だが唐突に狂人の演技をはじめて次のゲームに備え始めます。まだ、彼の中では終わっていないのです。だから、もしかすると新たな悲劇が今後起こってしまうかもしれません。何よりラストシーンの「TO_BE_CONTINUE」の文字が続編を予感させます。
続編の考察
法の抜け穴等を利用して出所したのちに美彌、怜花、雄一郎の3人を殺害しにいくパターン。もしくは美彌と蓮実の間に生まれた子供もサイコパスで同じような事件を起こして行くパターンで続編が出るのかなと個人的には思っています。
悪の教典の基本情報
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 悪の教典 |
カテゴリー | サイコホラー小説 |
著者 | 貴志祐介 |
発売日 | 2010年7月30日 |
ページ数 | 467 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4167839016 |
ISBN-13 | 978-4167839017 |
悪の教典のあらすじ、ネタバレのよくある質問
悪の教典のよくある質問に回答します。
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「悪の教典 ネタバレ」は全4話のスピンオフドラマが2012年にBeeTVとdマーケットVIDEOストアで配信されました。
「悪の教典」の映画予告です。気になる方はチェックしてください。
また、「悪の教典」は漫画化もしています。
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