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坂の上の雲のあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと内容や主要な登場人物の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
坂の上の雲のあらすじ①
明治維新のお話で、賊軍であるとまで言われた三人の男性が主人公です。一人目は、貧乏な士族の一人である秋山好古という若者、そしてその弟の真之に親友である正岡子規の3人が主人公で、この3人の若者たちは、自分たちの生まれ育った里を捨て去り、東京に出て一旗揚げようとします。
ある一人は、日本陸軍の騎兵隊の基礎を作り上げ、その弟は日本海軍の基礎を作り上げ、もう一人は日本の文学に革命を起こすこととなり、その人物こそが、賊軍と言われた三人の男性で一人は秋山好古という若者、もう一人はその弟そして最後の文学に革命を起こしたのが正岡子規だったのです。
日本の社会に大きな変革をもたらした三人の若者ですが、事態は急変し、戦争となります日清戦争が起こり、大国の清といまだ発展途上国である日本との間に戦争が起こりました。
3人の賊軍とまで言われた若者たちは、あるものは騎兵を指揮し前線に出兵し、あるものは養生に軍艦ともに出兵、そしてあるものは病に侵されながらも日本の近代文学の発展のために命を燃やしました。
日清戦争の勝利もつかの間、今度は大国のロシアが日本を脅かす存在になり、両国の関係は戦争へと突き進みます。日清戦争時に活躍した若者の一人である、正岡子規は病に打ち勝てずそのまま燃え尽きるように戦火の中亡くなり残された秋山兄弟は再度戦争へと足を運ぶのです。
坂の上の雲の全文は書籍で読めます。司馬遼太郎の世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「坂の上の雲」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代男性
戦争に勝利してから移行における下り坂の日本を記した作品で何事も、過去の栄光にとらわれていては何の進歩もしないというような印象を受ける作品です。簡単に言うと、ある企業が成功して、成功したことをきっかけにあぐらをかき、チャレンジ精神を忘れてしまい、かつ過去の資産を食いつぶして言っているようではだめなんだなというのが作品を見て感じたところで、物語が後編になればなるほど、だんだんとうぬぼれていく様子が見られるため、ダメな部分を人間は持っているなというのが率直な意見です。
40代男性
「坂の上の雲」は、幕末から明治維新に至る時代を舞台に、日本近代化の過程を描いた司馬遼太郎の小説です。私自身も40代をすぎ中年に差し掛かったこの時期、主人公の正岡子規や西郷隆盛、伊藤博文などの高い視点から描かれる生き方に感銘を受けました。特に、当時の人々が抱いた強い思いや信念を感じ取れる描写にも心を打たれました。幕府の崩壊や国の近代化に向けた止めないようもない時代の動きに、彼らは必死に取り組んでいたことが伝わってきます。また、自分自身も今後の人生において、思いもよらない変化や困難が訪れることを予感し、主人公たちのような強い信念を持ち、前向きに取り組んでいくことが大切だと感じました。
坂の上の雲の教訓・伝えたいこと
坂の上の雲を読んだ人に、この本が伝えたいことや教訓を考えてもらいました。
教訓①
変化に柔軟に対応する人物こそが生き残ることができて、懐古主義という古い伝統に縛り付けられている人物は残念ですが、時代に取り残されていくでしょうというのが作品の教訓です。そのうえで、この教訓を生かせなかったのが第2次世界大戦だったということでもあります。
教訓②
『坂の上の雲』から得られる教訓は、新しい時代の中で、自分自身の志や信念を持ち、積極的にチャレンジするのが重要ということです。登場人物たちが、自分たちの生き方や行動に自信を持ち、困難な状況を乗り越えていく姿勢は、40代の私にとって参考になるものでした。
また、時代の変化に適応し、新しい価値観や技術を積極的に取り入れることが、自分自身の成長や社会への貢献につながることを、この作品から学ぶことができます。私も時代の変化に適応し、新しい価値観や技術を積極的に取り込みながら、前向きにがんばりたいです。
坂の上の雲のタイトルの意味
「坂の上の雲」というタイトルの意味は、坂の上の天に輝く一朶の雲に皆が一丸となって歩んでいくという意味で、大善大同というような人間が持つ思想を意味しています。
坂の上の雲は、高みを目指すという思想にあったということで、目標が雲のように高い場所でもそれを掴もうと努力したという意味です。
坂の上の雲の名言
坂の上の雲の名言を紹介します。
- 第一線の状況に暗い参謀は、物の用に立たない
- 教育というのは力ずもうのようなものだぜ
- 人の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ
坂の上の雲の基本情報
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 坂の上の雲 |
カテゴリー | 歴史小説 |
著者 | 司馬遼太郎 |
発売日 | 1968年 |
ページ数 | 449 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4163228101 |
ISBN-13 | 978-4163228105 |
坂の上の雲の英語版書籍
坂の上の雲は英語版の書籍もあります。
坂の上の雲のあらすじ、ネタバレのよくある質問
坂の上の雲のよくある質問に回答します。
「坂の上の雲」の大河ドラマ・映画・関連動画
「坂の上の雲」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「坂の上の雲」の映画はありませんが、ドラマで映像化しています。2009年~2011年にかけてNHKスペシャルドラマとして放送されました。現在はブルーレイやDVD、配信でみれます。
2014年~2015年にかけて再放送されましたが、今後の再放送情報は出ていません。
また、愛媛県松山市に坂の上の雲ミュージアムがあります。
坂の上の雲を読んでぜひ訪れてみてください。
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