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カラマーゾフの兄弟のあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと簡単に内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
カラマーゾフの兄弟のあらすじ
フョードル・カラマーゾフには、3人の息子がいて、その息子たちが我が家に帰ってくることから話が始まります。
そしてなぜ我が家に3人の息子が帰ってきたのかといえば、一人目の長男は、実の父、フョードルと同じ女性を好きになり、長男は今現在付き合っている女性と別れるためにこの町に来ているわけです。
そして次男はと言うと、インテリで無神論者です。そして3男はと言うと、宗教家で神の存在を信じる修道士になり、長男と実の父の折り合いが割ることに対して修道士の協会の偉い人に仲介を頼んだというのがこのお話のある事件の前触れになります。
この物語が事件化するのは、実の父であるフョードル・カラマーゾフが殺害され、現金日本円にして56万円当たりが盗まれるという事件が起きます。そしてその場にいたのが長男で、56万円の大金を手にしていたから犯人であるということで捕まったわけです。
そこから、カラマーゾフの兄弟たちは、本当の犯人は長男なのかということに疑問が膨れ上がり、真相を知ろうと奮起するのです。ただ、犯人は、すでに死んでいてその死因を作ったのが、次男であるイワンだったわけです。
このことからイワンは精神を病み、結局、自分が犯人を殺害したのと同じことをしたがゆえ、犯人は長男でいいだろうという方向で物事を考え始め、そのまま長男は犯人という形になったのです。
つまり、自己保全という考えにイワンはシフトしていて、当時三男のイワンは長男が犯人と決めていたのですが、不安になり、真相を確かめようとしたら、別の犯人がいてその犯人が自殺したことで自分が犯人を殺したことから精神を病み自己保全に走ったわけです。
カラマーゾフの兄弟の全文は書籍で読めます。ドストエフスキーの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「カラマーゾフの兄弟」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代男性
ド直球に感じたことは、骨肉の争いってどこでもあるな、というのが率直な意見です。この物語って、要は、3人の兄弟が骨肉の争いで独だけ傍観者でいる人物がいるんですが、これは傍観者という立場がダメな立場で、見ているだけではだめで止めなきゃと考えないから同犯であるという風に見えます。そして、骨肉の争いに関しての理由が以外にもちゃっちいというのがどの国でも共通なのかなというのが私が感じた点で、ある兄弟はお金欲しさと女性への借金の返済とかですから、骨肉の争いって最終的に人を殺すよね、というのも王道であるように見えました。
30代男性
カラマーゾフの兄弟は、深い人間ドラマとして評価されており、読者に強烈な感情を呼び起こすことで知られています。読んでみると、兄弟たちの関係性や、ジェンダー、階級、宗教、性的な差異などについての描写が、非常に興味深いものになっています。また、作品中に登場する人物たちの生き方や思考が、現代社会においても通じるものであると評価されているので、読んでみることで、自分自身について考えるきっかけにもなるかもしれません。
なぜ名作?カラマーゾフの兄弟の魅力
カラマーゾフの兄弟のすごい点を解説します。
人間の弱さ・欲望がリアルに描かれている
例えば、宗教の考えがあり、無神論の人物は葛藤の結果自己保全に走っています。つまり、次男のイワンは犯人を間接的に殺害したから精神を病みましたが、最終的に無実の長男ドミートリイが犯人でいいという考えになっているので、人間は自分の身がかわいいということでしょう。
他にも恋愛や金銭問題など人間の醜い部分が複雑に絡み合って、いつの時代も共通していることに考えさせられます。
全く違う3兄弟が魅力的
性格や宗教など全く違う考えを持つ3兄弟だからこそ、カラマーゾフの兄弟は魅力的な作品となっています。人は多様な考えや個性をもっていて、だからこそ面白いと気づかされます。
カラマーゾフの兄弟の名言・印象に残った言葉
カラマーゾフの兄弟を読んだ人に、名言や印象に残った言葉を聞きました。
- 人間は、自分の存在を証明するために、自分を他人に比較しなければならない。
- 愛とは、自分自身を捧げることだ。愛する者を幸せにするために、自分自身を犠牲にすることだ。
- 人間は、自分の思い通りに生きることができない。だからこそ、自分自身を受け入れ、自分自身を生きることが大切だ。
- 心配いらん、この世に神はいない。すべては許される
- 神にも救えない人間がいるのさ。俺はそういう奴らを救いたい…
上記の言葉は、カラマーゾフの兄弟に登場する人物たちが抱える問題や葛藤を通じて述べられる名言です。物語の中でも重要な役割を担っています。
カラマーゾフの兄弟の基本情報|英語版や解説本はある?
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | カラマーゾフの兄弟 |
カテゴリー | 宗教小説 |
著者 | ドストエフスキー |
発売日 | 1880年 |
ページ数 | 443 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4334751067 |
ISBN-13 | 978-4334751067 |
カラマーゾフの兄弟の英語版書籍&解説本
カラマーゾフの兄弟は英語版の書籍もあります。
また、カラマーゾフの兄弟の解説本があります。読んでいて難しい…と感じる方はぜひ解説本をご覧ください。
カラマーゾフの兄弟のあらすじ、ネタバレのよくある質問
カラマーゾフの兄弟のよくある質問に回答します。
「カラマーゾフの兄弟」のドラマ・映画・関連動画
「カラマーゾフの兄弟」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「カラマーゾフの兄弟」は日本でドラマ化されています。市原隼人や斎藤工が出演しており、FODPremiumで見れます。AmazonプライムやHuluでは配信されていませんでした。
カラマーゾフの兄弟は他にも海外でドラマ化されています。
「カラマーゾフの兄弟」は映画化されています。
他にも多数映画の作品があります。
また、「カラマーゾフの兄弟」はバレエで舞台化されたり、宝塚がミュージカル化しました。
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