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青い鳥のあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
青い鳥のあらすじ①
貧乏な家に生まれた兄弟の地ルチルとミチルはお金持ちの家の人たちを羨んでいたんですが、そこにあるとき、お金持ちの家のほうからやってきたと思われる怪しい魔女に私の娘が病気だから青い鳥を探してほしいと言われ探しに行く旅に出ます。
この時、二人に魔女は、願いをかなえる帽子を与え、帽子の力で取りを探しに行くこととなります。
最初に旅をしたのは過去の思い出の国で、思い出の国でチルチルとミチルの過去に一緒に暮らしていたおじいさんとおばあさんに会い、青い鳥をもらいますが、思い出の国を出たとたん鳥は変色して死亡してしまいます。二人は落胆し、再度青い鳥を探す旅に出るのです。
今度訪れた国は、夢の国になり沢山の青い鳥がいたのですが、今度も同じで、夢の国を出ると取りが死亡してしまうのです。二人は落胆し、別の世界に移動します。
今度の世界は、未来の世界でここでも同様に鳥は見つかるのですが、残念ながら、鶏は世界を移動すると死亡してしまうのです。完全に困り果てた地ルチルとミチル兄妹は、疲れ切ってしまい、意識を失います。
するとどうでしょう、様々な世界を旅していたはずが自宅に戻ってきており、ふと目を開くと青い鳥が自宅の鳥かごの中にいるではありませんか。二人は安堵し、魔女と思われるおばあさんに青い鳥を渡そうと決心します。
青い鳥のあらすじ②
あるところに貧しい家庭の兄妹、チルチルとミチルがいました。彼らはいつも隣のお金持ちの家のことを羨ましがっていました。あるクリスマスイブの夜、夢に老婆が現れ自分の孫は病気であるが、幸せの青い鳥がいれば病気が治るので探しに行ってくれるよう頼まれます。
兄妹は特別の力を持った帽子を老婆から受け取り、幸せの青い鳥を探す旅に出かけます。最初思い出の国へ行きました。
そこで兄妹はなくなったはずの祖父母と再会します。青い鳥のことを祖父母に教えてもらい、青い鳥の住処を見つけることが出来ました。しかしその国を出た瞬間、青い鳥は黒々とした鳥に変わってしまいました。次に兄妹は夜の精のいるお城に行きました。
気味の悪い部屋がいくつもあり鍵がかかっていました。帽子の魔法を使って鍵を開け兄妹は中へ入りました。そこには幸福の楽園が広がっていました。青い鳥もおり、兄妹は大喜びでした。しかしそれもつかの間、捕まえてしばらくすると青い鳥は死んでしまいました。
さらに兄妹はこれから生まれてくる赤ちゃんが暮らす未来の国へ行きました。そこには青い鳥がいましたが、未来の国を出て青い鳥を兄妹が連れて帰ろうとすると死んでしまいました。
母親の「朝ですよ。今日はクリスマスですよ。」という声で兄妹は目を覚ましました。結局兄妹は青い鳥を持って帰ることが出来ませんでした。哀しみに暮れていると、兄が部屋にある鳥かごの中に青い鳥の羽が落ちていることに気づきました。
兄妹が飼育していた茶色の鳥が青色の鳥に変わっていたのです。早速兄妹は隣の老女の所へ青い鳥を届け、老女の孫は病気が回復しました。
青い鳥の全文は書籍で読めます。モーリス・メーテルリンクの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
原作童話「青い鳥」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代男性
この作品は、どちらかというと、冒険譚でかつ過去未来を行き来することで身近な幸せというものは近くにあるということを教えたいという作品に思えるんですが、私個人としてはそう思えない部分がありまして、結局、幸せを運ぶということを暗喩している鳥は自分たちの前から逃げてしまいますので、結局、幸せというものは身近なところにあるが、それに気が付き大慌てすると幸せは逃げていくというようなことを言っているように見えます。なお、この小説、結末が違うものがあるらしく、私のは最後、幸せを暗喩する鳥が逃げていくやつでした。
50代女性
人間は自分の今いる立場に満足ができず、さらなる高みを目指して奮闘することがよくあります。『青い鳥』も老婆の孫の病気を治すために必要な幸せの青い鳥を探し求めてチルチルとミチルが奮闘しました。兄妹の優しさが表れていると思いました。しかし幸せの青い鳥をどこへ行っても見つけられたものの、いざ持って帰ろうとすると青い鳥は死んでしまいました。結局青い鳥が入手できたのは兄妹の自宅でした。人は自分の欲しいものを探し求める時、自分から離れた所に目を向けて探しがちです。これが人間の生き方の本当の面白さなのかもしれないと感じました。本当に自分の欲しいものがあるのは案外自分の近くに存在して気づいてないだけだと思いました。灯台下暗しだと思いました。また幸せな時間はそう長くは続かず儚いものとも思いました。その時々を一生懸命に生き抜く事の大切さを教えられると同時に日常生活を送る何気ないことが幸せなことだと思いました。
青い鳥で伝えたいこと・教訓
青い鳥を読んだ人に、この本が伝えたいことを考えてもらいました。
伝えたいこと①
幸せというものは幸せであると感じないうちが一番幸せで、幸せであると感じた場合、簡単に崩れ去っていくというような教訓を教えてくれます。つまり、幸せは意識し始めるとたくさん求めてしまうので、意識しないうちが幸せというものが存在するうえで、利点だということです。
伝えたいこと②
皆自分の生活などに更なる高みを目指して奮闘する傾向があります。例えば青い鳥を探すためにチルチルとミチルも思い出の国、夜の精のいるお城、幸福の花園、未来の国などあちこちを探します。青い鳥はどこでも見つかるもののいざ連れて帰ろうとすると死んでしまいます。
結局青い鳥は自分たちの飼っている鳥だったのです。このことから幸福を探してあちこち探すなど行動をしますが、そんなに探し回らなくても一見何の変哲もない普通の所、自分の近くに幸せはあるものだということです。また幸福は長く続かないことも教訓です。
童話「青い鳥」が怖いと言われる理由
幸せを暗喩する鳥を持ち出そうとした際バタバタと鳥が死んでいくことが怖いポイントで、要は、無理やり幸せを引き寄せようとした場合、幸せは簡単に崩壊していくということです。
そして、今まで飼育していて最高に愛着のある鳥が青い鳥に変わって兄妹が取り合いを始めたとたんに、その青い鳥まで窓から逃げて兄妹に更なる喪失感を味あわせます。
身近なところに幸せがあるのに気が付いても、大慌てすると結局は幸せが逃げてしまいます。このことから幸せというものは知らないうちが幸せだという暗喩のようなものが怖いのだと思われます。
青い鳥の基本情報|英語版書籍や絵本はある?
作品の詳細 | 内容 |
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作品名 | 青い鳥 |
カテゴリー | 童話 |
著者 | モーリス・メーテルリンク |
発売日 | 1908年 |
ページ数 | 238 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4102013016 |
ISBN-13 | 978-4102013014 |
青い鳥の英語版書籍&絵本
青い鳥は英語版の書籍もあります。
イラストが可愛くて読みやすい絵本もあります。
青い鳥のあらすじ、ネタバレのよくある質問
青い鳥のよくある質問に回答します。
「青い鳥」のドラマ・映画・舞台などの関連動画
「青い鳥」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「青い鳥」は数回映画化されており、中にはバレエの要素が大きい映画もあります。
「青い鳥」は劇団四季によって舞台化されています。気になる方はチェックしてください。
また、読み聞かせや絵本の動画もYouTubeにあります。
1997年に日本で放送されたドラマ「青い鳥」は、メーテルリンクの童話とは別物なので注意してください。
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