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アリとキリギリスのあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと簡単に内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
アリとキリギリスのあらすじ①
夏のある時期にアリとキリギリスがいました。アリは毎日せっせと自分の住んでいるところに食料を運んでいき、キリギリスは音楽を奏でながらのんびりと過ごしていました。
ある日、毎日せっせと働いているアリに対してキリギリスは質問しました。「どうして毎日せっせと働いているのか」と。 アリは答えます。「冬に備えて今から食糧を貯えることによって、食料が取れなくなってしまったとしても困ることなく生活ができるようにするための準備をしている」と。
するとキリギリスは答えました。「遊べるうちに遊んでおかないのは面白くもないし、どうして苦労してまで仕事をするのだろうか。」
お互いにやっていることや考えていることは正反対であり、するべきことをするというアリとしたいときにしたいことをするというキリギリスが対比的に描かれています。
そんな風に双方とも正反対の生活を夏の間過ごしていった後に、秋になって冬になったときのアリとキリギリスの対比が焦点となってくる物語です。
終始真反対の立場のアリとキリギリスという立場を意識した物語の構成になっており、お互いの立場の違いを見ながら事の顛末をたどることによって、どう考えていくのかを見ていく作品です。
アリとキリギリスのあらすじ②
働き者のアリと、のんびり楽しく過ごす事が大好きなキリギリスのお話です。
いつもたくさんの荷物を運んだり、せっせと働いてばかりのアリをキリギリスは「もっと楽しく過ごせばいいのに」と笑っていました。キリギリスはバイオリンを弾きながら歌を歌ったり、食べたい時に好きなものを食べたり、自由に好きなことばかりしていました。
やがて季節は寒い冬になり、周りには食べ物は何も無くなってしまいました。冬の用意を何もしてこかったキリギリスは、食べるものも暖かい家もなく、雪の中を寒さで震えていました。
寒くて雪の中に倒れ込んでしまったキリギリスを助けてくれたのは、いつかの笑い物にしていた働き者のアリでした。アリはあの時、キリギリスに笑われてもずっと働くことをやめずに、やがて来る冬の為の用意をちゃんとしていました。
アリの家はとても暖かく、食べるものもたくさん用意されていました。キリギリスはアリを笑い物にしていたことを心からあやまり、そして助けてくれたお礼を言いました。
それからはキリギリスはアリのことを笑うことはありませんでした。アリと一緒にキリギリスもちゃんと働いて冬の用意もするようになりました。たまにバイオリンを弾きながら。
アリとキリギリスの全文は書籍で読めます。子どもの読み聞かせにもぴったりなので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「アリとキリギリス」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代男性
備えるべき時にしっかりと備えておいて、そのために一時的に苦しい状態になったとしてもしっかりと下準備をすることによって、後々に困るようなことがないようにすることをしっかりと伝えられている教訓話だと思います。反対に何の準備もしないで、できるときにできることをしなかったときにはそれなりの末路が用意されているものだと。 これは単に食べ物を蓄えたり安全確保するだけではなく、いろいろな物ごとに通じる話だと思います。
40代女性
全く性格の違う2匹の物語です。誰しも好きな事だけをして楽に楽しく生きていたいと思います。それは人間も同じです。ただ、その結果どういう未来が待っているのか?どういう事になるのか?小さい子供達はもちろん、大人にもわかりやすくて共感できる物語だと思います。今は娯楽が溢れている時代です。なんでも簡単に手に入るこの時代に、働くことの意味や大切さを教えてくれる、とても意味のある童話だと思います。便利な世の中ですが、改めて働くことの大切さに気付かされます。
アリとキリギリスの教訓
アリとキリギリスを読んだ人に、この本が伝えたいこと・教訓を考えてもらいました。
教訓①
備えるときにさぼっていないでしっかりとした準備をすることによって、あとで苦しい思いをすることがないようにできます。反対に相しなかったら後々苦労するので、やるべき時にやることをやらないといけないという音が教訓になっています。
教訓②
誰しもが皆、楽しいことや好きなことだけして過ごせたらとおもうと思いますけれどそれでは困るのは自分です。働くことの意味や大切さ、そしてそれが自分に返ってくることを童話を通してわかりやすく伝えてくれます。
アリとキリギリスのどっちが幸せなのか?
アリだと思います。一見、キリギリスが幸せそうだと思いますよね?好きなことをして過ごせるから。しかし、何も用意をせず寒い中を彷徨い歩く姿はとても悲しく見えました。やはりたまには好きな事をしつつも、ちゃんと働くアリが幸せだと思います。
また、一時的に苦しい思いをしていても、しっかりと物事に備えたうえで準備を怠らなかったことによって、あとで幸せに暮らしやすいようにできていました。その一方で何も用意しなかったキリギリスは苦しい思いをしたのです。
アリとキリギリスの基本情報|英語版の絵本はある?
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | アリとキリギリス |
カテゴリー | イソップ寓話 |
作者 | アイソーポス |
発売日 | 未詳 |
ページ数 | 24 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4265085598 |
ISBN-13 | 978-4265085590 |
アリとキリギリスの英語版絵本
アリとキリギリスは英語版の書籍もあります。イソップ物語なので海外でも有名です。
アリとキリギリスのあらすじ、ネタバレのよくある質問
アリとキリギリスのよくある質問に回答します。
「アリとキリギリス」の読み聞かせアニメ・歌・劇などの関連動画
「アリとキリギリス」の読み聞かせや歌、劇の動画などがYouTubeにあります。
保育園や幼稚園で行う劇の台本作りに役立ちます。
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