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十二国記のあらすじや感想、考察をご紹介します。会話の話題づくりにもぜひお役立てください。
十二国記は完結した?
一応懸念されていたストーリーは終了したように思いますが、物語は終わらないと思うし終わって欲しくありません。その後の戴国も景国も気になります。購入者特典で貰えたので、続編は短編かなと考えています。
十二国記の全文は書籍で読めます。小野不由美の世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
十二国記「白銀の墟 玄の月」のあらすじ・感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
50代女性
前作「黄昏の岸暁の天」で景王陽子のもとから旅立った泰麒と李斎が驍宗を探す為戴国に戻った時点と前後して物語は始まります。戴国では多くの人々が泰麒と王の生存を信じ、其々の立場・信念の元暮らしていました。
驍宗が消息を断った時何が起こったのか、情報を探るうち少しずつ仲間が集まっていきます。しかし焦る仲間達の思惑とは違い驍宗の行方は一向につかめず泰麒は大きな決断をします。敵(偽王阿選)の懐に一人で入り込み偽りの誓約をする事で驍宗の情報を知ろうとしたのです。
一方、驍宗は傷付いたまま地中深く閉じ込められていました。仙である驍宗は死ぬ事は有りませんが癒えるには時間が掛かり、又外に脱出するには更に時間を要しました。彼は自力で抜け出しますが、それにも彼の無事を願う民の思いが助けになりました。
二人が出合い新しい戴国が始まる迄、多くの戦いがあり沢山の民が死んでいきました。全4巻読み終わった後は長い映画を見た時のような妙な虚脱感がありました。もっとこの世界に浸っていたかったと。
作中に「過去に積み上げた小さな石が知らぬ間に集まって大きな結果が…」という一文が有りますが、私の中にも作者が集めてくれた小石(エピソード)が光となって大きな感動をくれたようです。
気になる後遺症は?泰麒についての考察
泰麒は作中で「やはり化物だったな」と言われていました。これは妖怪だの異形だのと言う事では無く、麒麟として破格の存在という意味です。
第1に本来麒麟は王以外の足元に額づく事は出来ないとされていますが、彼は阿選を欺く為にそれを行いました。
第2に殺生を嫌い血や暴力に近づくだけで病んでしまう麒麟で有りながら、剣を振るい人を傷付けてまでしても驍宗の下に辿り着こうとする意思の強さを見せました。こうした破格の強さを示す為に黒麒だったのではないかと考えます。
子供の頃は蓬莱(所謂日本)で育ったが為その優しさや柔らかさ謙虚さが勝った記述が多かった様に思いますが、前作では加えて意思の強さ(大人になったのでしょう)が見えてきました。今作では、更に驍宗を支え国を共に担っていく強さを持ってきたように思えます。
泰麒に後遺症は残る?
今回、蓬山で治療しても後遺症が残りそうだ…という記述が有りましたが不思議と大丈夫な気がしています。と云うのも、もともと延麒の様な元気いっぱいなイメージは無く静かに微笑んでいる感じなので、そのままのんびり進んで行くのでしょう。
死亡したって本当?驍宗についての考察
驍宗は泰麒の視点で観ていたからか、何となく恐い人近寄り難い人…と考えていました。作中でも「主上が何故こんな事をするのかその時は意図が分からない。しかし、最終的に正しかったと何度も続く内に主上なら間違わないと思うようになった」的な記述がありました。
ある時私自身も同様に思っている事に気付き「私は驍宗様の麾下だったか」と愕然とした次第です。自然と恐れながらも慕われるカリスマ的存在なのでしょう。
驍宗は生きている?
今作で採掘跡の地中深く生存していた事は知れたので本当に良かったと胸を撫で下ろしました。かなり痩せていたようですが、あっと言う間に元どおりになるのではないかと思います。
十二国記の基本情報
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | 十二国記 |
カテゴリー | ファンタジー小説 |
著者 | 小野不由美 |
発売日 | 2019年10月12日 |
ページ数 | 371 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4101240620 |
ISBN-13 | 978-4101240626 |
「白銀の墟玄の月」は全4巻、上記は1巻の情報です。
十二国記のあらすじ、ネタバレのよくある質問
十二国記のよくある質問に回答します。
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「十二国記」のプロモーションビデオをご紹介します。
画集やガイドブックも販売されました。
「十二国記」はアニメ化されています。2003年に45話で打ち切りになり、終了しています。
他にもラジオドラマ、ゲーム化や舞台化(劇団ひまわりなど)されてファンが多い作品です。
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