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秘密の花園のあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと簡単に内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
秘密の花園のあらすじ①
主人公のメアリは、誰からも嫌われていました。父は仕事で忙しく、母はパーティに忙しく、メアリの世話は乳母にまかせっきりです。甘やかされて育ったメアリは、わがままで人に無関心な子どもになりました。
しかし、コレラが流行り乳母や両親が亡くなってしまい、メアリは孤児になります。メアリは、みんなから「変わり者」と呼ばれている叔父に引き取られることになりました。荒野の端にある屋敷は、寂しく陰鬱な雰囲気です。
メアリの世話係は、マーサというヨークシャ訛りの強い女中でした。マーサはこれまでの女中と違い、自分のことは自分でするようにいいます。メアリの部屋には、おもちゃや本もなく退屈でしたが、屋敷の外には、いくつもの庭や果樹園がありました。
そこで、鍵がかけられた庭を見つけます。メアリは、初めてできた自分の居場所を「秘密の花園」と呼びました。庭は荒れ果てていましたが、「まだ、生きている」ことに気づきます。そこで、マーサの弟ディコンと種を植えていきました。
ディコンは、動物と話ができる少年で、植物のことはなんでも知っていました。ある夜、子どもの泣きわめく声を聞いたメアリは、暗い廊下の中を探しにいきます。その子どもは、いとこのコリンでした。コリンは、病気の自分はいずれ死ぬのだと信じて癇癪をおこしていました。
外の空気を吸えばコリンは元気になると考えたメアリとディコンは、コリンを秘密の花園へ連れていきます。美しい花園の中でコリンは、いつまでも生きると宣言します。そして大人に内緒で、ある計画をたてます。
秘密の花園のあらすじ②
両親から愛されていないメアリー。両親がコレラでなくなることで、メアリーは孤児となります。孤児となったメアリーは叔父であるクレイブンという人物に預けられる形となるのです。インドから、イギリスのムーアに渡る過程で異なる風景に圧倒されていきます。
メアリーは屋敷の若い家政婦と触れ合いながら、次第に屋敷で働く従業員たちと心を通わせていきます。するとスタッフたちから秘密の花園という場所が屋敷内に存在していることを知り、好奇心からか花園に立ち入るカギを探そうとメアリーは考えるのです。
無事カギを探しヒミツの花園に立ち入ると、花園は荒れ放題の土地でした。メアリーは、花園にはまだ、生命が宿っており、人間の手によって再生できるのではないかと考え、花園の再生を試みることにしました。
やがてメアリーは、動物と心を通わせることが可能な人物、ディコンと出会います。彼と協力しつつ、秘密の花園の再生を手伝ってもらいます。
そして初めてクレイブン氏に会うこととなったのです。クレイブン氏は、留守がちな人物でメアリー達のやっていることにそれほど興味がなく、メアリーたちを好きにさせていました。
次にメアリーが出会ったのは、病弱なクレイブンの息子であるコリンで、コリンともメアリーは打ち解けられました。コリンは病弱で外の世界を知らないため、メアリーはディコンと協力して外の世界を見せることにしたのです。
秘密の花園の全文は書籍で読めます。フランシス・イライザ・ホジソン・バーネットの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「秘密の花園」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
30代男性
人間に対する差別的な言葉のほか、宮崎駿さんのジブリ作品のような部分がみられるような作品です。なので、主人公の女性については、最初でこそ、好感を持てない人は多いと思いますが、次第に好感を得ていくというのがこの作品の魅力でしょう。愛されたことがない者同士が接触しあい、かつ、自然を通して仲良くなるという考え方は理想的な考えであると思いますが、私個人としては、自然というものがそこまで力を持っていると思いきれなかったです。
50代女性
大人の都合で、困った子どもに育てられてしまったメアリとコリンの成長が痛快です。まるで固い土の中から、ぐいぐい芽をのばす球根のようです。 時には、激しくケンカして本音をぶつけ合いながら閉鎖された環境を変えて行こうとします。 メアリとコリンだけでは出来ないことをカバーしてくれるのがディコンです。そしてディコンは、メアリとコリンに新しい世界を見せていきます。 この作品を何度も読み返していますが、大好きな場面はたくさんあります。 一つは、灰色で真っ黒な荒野が、春になるにつれ緑の葉がでてきて花が咲いていく風景です。それは、怒りの感情しかなかったメアリの心に、喜びや好奇心が生まれいく様子と重なって感動します。 二つめは、秘密の花園を見つけた理由がわかった時です。
秘密の花園の結末
子どもたちの計画が進んでいるころ、叔父のクレイブンは、暗い想いを抱えて外国をさまよっていました。 ある晩、眠っている間に不思議な夢をみました。目覚めたクレイブンは、家に戻らなければいけないと思い立ちます。
見違えるように元気になったコリンと再会したクレイブンは、驚き喜びました。 そして、コリンの肩を抱きながら花園の門をくぐりました。コリンが明るい笑顔だったことで、父親の心は救われたのです。
秘密の花園の名言を英語で紹介
秘密の花園の名言を紹介します。
- There_is_magic_in_me! 「ぼくの中に魔法がある!」
- It_wouldn’t_look_like_a_secret_garden_if_everything_was_put_to_order!「ぴしっとしていたら秘密の花園らしくない」
- I_shall_Live_for_Ever-and_Ever-and_Ever!「ぼくは、いつまでも、いつまでも、いつまでも生きる!」
メアリーは結婚した?秘密の花園のその後
秘密の花園は、1993年に映画化されました。 2001年には、「BACK_TO_THE_SECRET_GARDEN」が、アメリカで制作されています。こちらは、バーネットが書いたものではありませんが、メアリーたちのその後として描かれています。
映画ではメアリーはディコンと恋人になりますが、ディコンは戦場で戦死してしまいます。 悲しむメアリにコリンはプロポーズして二人は結婚しています。
ちなみに、原作の秘密の花園の後日談では、メアリーは、だれとも結婚してなかったはずです。つまり、コリンも、結婚しておらず、ディコンが戦死したという事実だけがあったはずです。原作はかなりドライで、メアリーはディコンが死んだことについてやっぱりな、という形で受け入れてました。
秘密の花園の基本情報|英語版書籍や漫画はある?
作品の詳細 | 内容 |
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作品名 | 秘密の花園 |
カテゴリー | ファンタジー小説 |
著者 | フランシス・イライザ・ホジソン・バーネット |
発売日 | 1911年 |
ページ数 | 439 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4102214046 |
ISBN-13 | 978-4102214046 |
秘密の花園の英語版書籍&漫画
秘密の花園は英語版の書籍もあります。
漫画化も多くされており、イラストが多く読みやすいです。
秘密の花園のあらすじ、ネタバレのよくある質問
秘密の花園のよくある質問に回答します。
「秘密の花園」のアニメ・映画・関連動画
「秘密の花園」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「秘密の花園」は映画化されています。
また、1991年に日本でアニメ化されています。「アニメひみつの花園」はNHKで放送されました。海外でミュージカル化もされています。
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