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赤毛のアンのあらすじと感想をご紹介します。短いあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと簡単に内容や登場人物の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
赤毛のアンのあらすじ①
アンは孤児で赤毛です。当時の農家は働き手である男の子の孤児を欲しがりましたが、手違いでアンがプリンスエドワード島に送られてきました。引き取り手のマシューとマリラは困惑しますが、手元で育てることにしました。
アンはダイアナという同い年の女の子と親友になります。学校ではギルバートが「赤毛!」とからかったのに腹を立てて、黒板で彼の頭を殴ります。孤児で赤毛である境遇にも負けず、アンは持ち前の明るさと想像力で、どんな困難にも立ち向かっていきます。
しかしそこは幼い女の子、友人のダイアナのちょうちんそでのドレスが欲しいとマリラにねだったり、ごっこ遊びをして川に流された時には宿敵ギルバードに助けてもらい、どうプライドを保てばいいか困ったり、さらにはイチゴジュースだと思って飲んだものがワインで、ダイアナに飲ませて叱られたり。
彼女の繰り広げる失敗に読者もクスクス笑ってしまいます。そして彼女はスペルの暗記でギルバードと競争するなど、勉学でも頭角を現します。当時としては女子の高等教育は珍しく、友人のダイアナのように早い結婚が主流でしたが、アンの才能を見たマリラは、アンに高等教育をうけさせようと決意します。
おりしもマリラの兄であるマシューが死に、マリラが孤独になるのではないかと心配するアンでしたが、マリラの励ましでギルバードと共にプリンスエドワード島を離れるのでした。
そして大学では楽しい仲間たちと共に、ギルバードの存在が気になるアン。アンとギルバードのその後はどうなるのか?二人の関係の変化にも大注目です。
赤毛のアンのあらすじ②
カナダのプリンスエドワード島、グリーンゲイブルスで暮らす初老の兄妹、マシュウとマリラは、孤児院から男の子を引き取る決心をします。マシュウは孤児を迎えに駅まで向かいますが、駅にいたのは女の子でした。ひっきりなしに喋るその女の子はアンという名前でした。
内気なマシュウは間違いがあったことを言い出せず、グリーンゲイブルスに連れ帰ります。マシュウが男の子を連れ帰るものだと思っていたマリラは驚き、一度はアンを孤児院へ返そうとします。しかし、アンのおしゃべりを聞くうちに、不思議な魅力に引き込まれ、マシュウとマリラとアンの暮らしが始まります。
アンのまわりはいつも騒動が巻き起こります。お隣のレイチェル・リンド夫人を怒らせたり、学校では自分の赤毛をからかったギルバート・ブライスの頭を黒板(アンの時代、学校ではノート代わりに持ち運びできる小さな黒板を使っていました)で叩いたり…。
親友になったダイアナ・バーリーをお茶に招き、イチゴ水のつもりでワインを飲ませ、ぐでんぐでんに酔わせてしまったこともありました。その度に激しく喜怒哀楽をみせるアンをマリラは厳しい言葉をかけつつもはらはらしながら、マシュウはいつも優しく見守るのでした。
やがてアンは賢く、美しく成長します。学校の先生になるために入学したクイーン学院で優秀な成績を納め、レドモンド大学に進学するための奨学金を手にします。
そんなアンを心から誇らしく思うマシュウでしたが急逝してしまい、アンは大学進学を諦めます。地元で小学校の教師になる決意をしたアンに、ギルバート・ブライスは自分の就職先の小学校を譲り、二人は古いケンカの仲直りをするのでした。
赤毛のアンの全文は書籍で読めます。ルーシー・モード・モンゴメリの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「赤毛のアン」の感想文・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
50代女性
アンは赤みが強い褐色の髪をした女の子。当時は赤い髪は気が短い性格と思われ、特に女性には好まれませんでした。しかもアンは孤児で、社会的には外見も境遇も悪くて、普通の女の子なら落ち込むことでしょう。しかしアンは持ち前の明るさと想像力で、次々といい運命を自分に引き寄せます。マシューとマリラという子どものいない家庭に引き取られたのもいい縁だし、ダイアナという心優しい親友も得ることができました。そして気になるイケメン男子、ギルバートも。美しいカナダのプリンスエドワード島を舞台に、アンのドタバタかつ愛にあふれる生活が、読者を楽しませてくれます。
40代女性
小学生のころに初めてアンに出会ってから、何度も何度も読み返している大好きな本です。大人になってから読み返すと、子供のころには通り過ぎていた「アンの名言」に気づくこともあり、改めてこの作品の素晴らしさに気づかされます。アンが引き起こす愉快な騒動はもちろん面白いのですが、「マリラのイチゴ水」や「アンのレイヤーケーキ」など、美味しそうな食べ物がたくさん出てくるのも楽しいです。プリンスエドワード島の美しい自然も描かれており、いつか行ってみたいなあと思っています。
赤毛のアンの魅力
赤毛のアンの魅力を解説します。
この作品の魅力=アンという人物の魅力であると言えます。空想が大好きで、喜怒哀楽が人一倍激しく、そそっかしいアン。そんな彼女に読者は自分自身の心の中にあるアンのようなところを重ね、アンと一緒になって喜んだり悲しんだりしてしまうのです。
アンは自己紹介で、名前の最後にeがつくのよ、と念を押します。Anneの最後のeは英語では発音しないんですが、こだわりが強い、ちょっと風変わりな女の子です。彼女の想像力も尋常ではなく、周りにこんな女の子がいたらおもしろいだろうな、と読者に思わせるような、主人公の魅力が作品の魅力になっています。
赤毛のアンで伝えたいこと
赤毛のアンを読んだ人に、この本が伝えたいことを考えてもらいました。
伝えたいこと①
どんなに赤毛で外見が悪くとも、どんなに孤児という社会的地位が悪くとも、自分の想像力や、努力や、明るさで自らの道を切り開いていくことができる、そして周りの人はそんな人を応援してくれる、というメッセージをこの作品は読者に伝えています。
伝えたいこと②
アンを通して、ありふれた日常の中にある小さな幸せや楽しみに気づく大切さを伝えたかったのだと思います。また、マシュウとマリラがアンに向ける愛情を描くことで、人との出会いや、周りの人たちに向ける愛情の大切さを伝えたかったのではないでしょうか。
赤毛のアンのその後|ギルバートと結婚する?
赤毛のアンはシリーズ作品で、1巻以降はアンやギルバートのその後が書かれています。
長い間、良い友人関係だったアンとギルバート。アンが自分の本当の気持ちに気付くまでかなり遠回りしますが、「アンの愛情」でギルバートはアンにプロポーズし、ついに恋人になります。「アンの夢の家」で医者のギルバートとアンは結婚し出産。様々な困難を乗り越えていき、その後もシリーズで物語が続いていきます。
小説「赤毛のアン」の基本情報|英語版や子供向け書籍はある?
作品の詳細 | 内容 |
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作品名 | 赤毛のアン |
カテゴリー | 児童文学 |
著者 | ルーシー・モード・モンゴメリ |
発売日 | 2008年2月26日 |
ページ数 | 529 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 410211341X |
ISBN-13 | 978-4102113417 |
赤毛のアンの英語版書籍&子供向け書籍
赤毛のアンは英語版の書籍もあります。
子ども向けの本もあります。簡単な人物相関図が載っていてわかりやすいですよ。
赤毛のアンのあらすじ、ネタバレのよくある質問
赤毛のアンのよくある質問に回答します。
「赤毛のアン」のドラマ・映画・アニメなどの関連動画
「赤毛のアン」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「赤毛のアン」はドラマ化されています。nhkで放送されていました。ネットフリックスでみれます。
ギルバードがアンにちょっかいを出したりと、「好きな子をからかう男の子」というありがちなシーンがみれます。最初の方からなので一目ぼれだったのかもしれません。
「赤毛のアン」は映画化されています。気になる方はチェックしてください。
「赤毛のアン」はアニメ映画化もしています。
通常のアニメ化もされており、多くの人から愛されている作品です。
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