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起承転結を意識した、ロミオとジュリエットのあらすじと感想をご紹介します。簡単なあらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
ざっくり内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや読書感想文にもぜひお役立てください。
ロミオとジュリエットのあらすじ①
物語は14世紀のイタリア、ベローナが舞台です。14世紀といえば、日本では室町幕府の時代、いわゆる中世です。シェークスピアは17世紀の時代の人なので、当時の人にとって中世は古き良き時代、ロマンチックな憧れの時代でした。
まず舞台設定自体が、中世のロマンチックな時代、しかもイタリアという外国のロマンチックな場所という、ロマンチックなことが何かおこりそう、という期待を読者にさせます。
さて、ベローナには2大勢力の家柄がありました。モンタギュー家とキャピュレット家です。モンタギュー家にはロミオという息子がいて、キャピュレット家にはジュリエットという娘がいました。二つの家はお互い争っていて、犬猿の仲です。
しかし舞踏会で美しいジュリエットに一目ぼれしたロミオは、バルコニーで恋を語るなど猛アタック!ジュリエットも恋に落ち、二人はついに結婚することに!しかしロミオが喧嘩でキャピュレット家一族の男子を殺してしまい、ロミオは追放され、ジュリエットは別の男性と結婚する話になりました。
困ったジュリエットは神父に相談します。神父の一計で、ジュリエットが別の男性の結婚式で毒を飲んでいったん仮死状態となり、埋葬されるときに生還してロミオを駆け落ちする手はずを整えます。しかし、何も知らないロミオはジュリエットの結婚相手を殺してしまいます。
そして仮死状態のジュリエットを見て、本当に死んだと絶望し、毒を飲んで死んでしまいます。一方ジュリエットは毒が抜けて生還して、いまや冷たくなった恋人を見てパニックになります。生きていても意味がない、と彼女もまた、自ら剣を胸に当て、死んでしまうのでした。
ロミオとジュリエットのあらすじ②
この物語は14世紀のイタリアのヴェローナという都市が舞台となります。そこでは名家であるモンタギュー家とキャピュレット家が長い間、対立していました。互いに憎しみあい、その憎悪は世代を重ねるごとにどんどんと増していくといった状況。
そんな中でモンタギュー家の一人息子であるロミオと、キャピュレット家の娘であるジュリエットは禁断の恋に落ちてしまいます。しかし当然そのような恋が許されるはずがありません。二人は周りに相談することもできずに、逢瀬を重ねるだけの日々を送ります。
こんな生まれではなかったらと、二人は自分たちの生まれを呪います。しかし次第に愛は抑えきれないほどの大きさとなり、ロミオとジュリエットはとうとう結婚することを決めます。教会の後ろ盾があればどうにかなると、修道僧ロレンスの協力のもと、密かに結婚式を挙げる二人。
結婚という既成事実を作ってしまえば、憎しみ合った両家の溝を埋められるのではないかとも期待していました。しかし不運なことにその直後にロミオは親友であるマキューシオをジュリエットのいとこであるティボルトに殺されてしまいます。
怒りで我を忘れたロミオは敵討ちとしてティボルトを殺害。その結果、ロミオはヴェローナからの永久追放を命じられます。やっと結婚できた二人でしたが、離れ離れになってしまい悲しみに暮れる毎日。
そんな折にジュリエットは大公の親戚であるパリスと結婚するように父に命じられます。結婚を阻止したいジュリエットはまたロレンスの力を借ります。ロレンスは仮死の毒を使ってジュリエットを仮死させる策で、ジュリエットを自由の身にしようと画策します。
しかしその策はロミオに上手く伝わらず、ジュリエットが本当に死んだと勘違いしたロミオは、パリスと決闘し、パリスを殺害。直後にジュリエットの墓の前で毒薬を使って自殺してしまいます。仮死状態から目覚めたジュリエットは死んだロミオを見つけ悲しみ、短剣を使ってロミオの後を追うように自殺。
その後、二人が死んだことを知った両家は深い悲しみに包まれます。そしてもう二度とこのような悲劇が起こらないようにと、長きに渡る対立関係を解消し、和解することになりました。
ロミオとジュリエットの全文は原作の書籍で読めます。シェイクスピアの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
【200字~400字】「ロミオとジュリエット」の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
50代女性
シェークスピアといえば、イギリスのみならず世界の作家のなかでも別格の存在です。彼の作品を知っているだけで、あなたは教養人!特にこの作品は、世界中の人に読み継がれ、愛されている作品です。現代のドラマ、映画、漫画のストーリーは、この作品をもとにしているのでは?と思うくらい有名なストーリー!若い男女の恋心が巧みに描かれ、せつなさ、激情、悲しみがぞんぶんに味わえます。古典なのに新しい、シェークスピアをぜひ一読してみてはいかがでしょうか?
20代男性
ロミオとジュリエットはシェイクスピアによる戯曲です。戯曲は舞台の台本のようなもので、基本的に登場人物の台詞だけで物語が進行します。なので戯曲を読んだことがない方は少し驚かれるかもしれません。内容はタイトルの通り、ロミオとジュリエットによる悲しき恋物語です。古典的な恋愛ものですが、未だにミュージカルや映画、舞台が世界各地で作られている通り、現代の我々にも刺さるメッセージ性が詰め込まれた作品です。有名な台詞である「ああ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」がどういったシチュエーションで言われた言葉なのかを知らない人も案外多いのではないでしょうか。未読の方はぜひ舞台や映像作品からではなく戯曲から、ロミオとジュリエットの世界を体感してほしいです。
ロミオとジュリエットの教訓とは?
ロミオとジュリエットを読んだ人に、この本の教訓を考えてもらいました。
教訓①
なんとロミオは16歳、ジュリエットは14歳なのです。つまり初恋だったわけですね。初めての恋は、激しく、せつなく、そして最後は悲劇に終わってしまいます。つまり初恋は実らないんです。日本でも高校生になると異性を意識して恋をしますが、恋にのめりこむと大学に落ちたり妊娠したり、悲劇になりがちなのでほどほどに、という教訓です。
教訓②
どんなに深い因縁や憎しみだろうと消せないことはないという教訓が読み取れました。ただモンタギュー家とキャピュレット家の場合はそれを知るために莫大な犠牲を払うことになりました。なので我々はこれを教訓に、犠牲や痛みを伴うよりも前に想像力を働かせて危機回避することを学ぶべきでしょう。そして何よりも愛が偉大だということを改めて教えてくれる作品でした。
ロミオとジュリエットの名言・最後のセリフ
ロミオとジュリエットの名言といえば「ああ、ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」です。あまりにも有名なセリフですね。原作だけでなく、映画やミュージカルでも必須なセリフで作品の見どころです。
そして物語の終盤、「ああ、ひどいわ、あとを追う私に毒を一滴も残してくれなかったの?」がジュリエットの最後のセリフとなります。ジュリエットのロミオに対する愛が本物だとよくわかるセリフです。
ロミオとジュリエットの基本情報|書籍は和訳と英語版の両方ある?
作品の詳細 | 内容 |
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作品名 | ロミオとジュリエット |
カテゴリー | 戯曲 |
著者 | シェイクスピア |
発売日 | 2005年6月25日 |
ページ数 | 196 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4042106153 |
ISBN-13 | 978-4042106159 |
ロミオとジュリエットの英語版書籍
ロミオとジュリエットの原作は英語版書籍です。
ロミオとジュリエットのあらすじ、ネタバレのよくある質問
ロミオとジュリエットのよくある質問に回答します。
「ロミオとジュリエット」のドラマ・映画・バレエ・ミュージカル
「ロミオとジュリエット」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「ロミオとジュリエット」は日本でスペシャルドラマ化されています。滝沢秀明と長澤まさみの2人が主演で2007年に放送されました。気になる方はチェックしてください。
「ロミオとジュリエット」はディカプリオ主演で映画化されています。
ロミオとジュリエットのバレエ映画もあります。
「ロミオとジュリエット」はミュージカル化もされています。宝塚歌劇団のような様々な劇団が上演しました。
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