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レミゼラブル原作小説のあらすじと感想を簡単にご紹介します。あらすじを知って興味を持ったらぜひ、書籍をお読みください。
サクッと短く内容の把握ができるので、読んだことがない人でもすぐ語れるようになります。会話の話題づくりや高校生の読書感想文にもぜひお役立てください。
レミゼラブルのあらすじ①
ジャンバルジャンという男が主人公です。彼は家族が飢えに苦しんでいるのを見かねて、パンを盗んでしまいます。しかしたったパン一斤で19年間も投獄され、彼はぼろぼろになりました。
釈放後、親切な司祭の家に一泊させてもらえますが、彼はあろうことか銀の食器を盗んでしまいます。しかし司祭は言うのです、「それはあなたにあげたものです」と。ジャンバルジャンは感激して改心します。そしてマドレーヌと名前を変えて実直に働き、ついには市長にまでなります。
しかし、彼を怪しむ人がいます。それは警官ジャベール。ジャンバルジャンにつきまとい、彼が元囚人であることを暴こうとするので、読者はハラハラします。
そしてジャンバルジャンはある女性と運命的な出会いをします。それは娼婦が生んだ娘、コゼット。彼はコゼットを引き取り、自分の娘として育てます。
そして物語はコゼットと恋人マリユスの純愛が描かれると同時にフランス革命の動乱が始まり、貴族の終焉と民衆の反乱という時代の大きな流れの中で、ジャンバルジャンはコゼットを守るために、自分を犠牲にします。
彼が死ぬ間際にキリスト教式にのっとって司祭を呼ぶべきか聞かれます。ジャンバルジャンは静かに言います、「もう、私には、司祭がいる」と。
レミゼラブルのあらすじ②
お腹を空かせた姉の子供達のため、1本のパンを盗んだ主人公の為に19年間もジャン。過酷な環境の為人間不信になるが、出獄後に家に泊めてくれた司教から銀食器を盗み逃亡するが憲兵に捕まってしまう。
だが司教は、憲兵にジャンを盗みではなく私が与えたと言い、さらに銀の燭台も与える。司教に感化され、善の人になったジャン。数年後には名前を変え、ある町の市長になり人望を集めていた。
町の工場で働く女性フォンティーヌと出会うが、ジャンが出張中、未婚なのに娘のコゼット(3歳)がいることがばれて工場を解雇。コゼットを預かったテナルディエ夫妻は養育費としてお金を請求、借金が増え、自分の髪の毛や前歯を売り身体を売りお金を稼ぐように。
その後、ジャンは娘を心配するフォンティーヌにコゼットを連れてくると約束するが、再び逮捕され監獄に。フォンティーヌは病死。数年後に脱獄したジャンは8歳になったコゼットが女中として働かされ虐待を受けている姿を見て、お金を払いコゼットを引き取る。
ジャンを必要に捕まえようとするジャヴェール警部の目をのがれコゼットと2人で暮らす中、本当の親子ような愛情がお互いめばえる。
数年後、別の邸宅に移り、公園を散歩中、偶然居合わせたマリユス青年が美しく成長したコゼットを見て一目ぼれ。コゼットもマリユス青年に恋をし愛し合うようになるが、パリには革命と戦争の影が濃くなっていた。
マリユスが所属する秘密結社、犯罪者集団をまじえ、革命と暴動が吹き荒れる中、ジャンとコゼット、マリユスとジャヴェール警部がそれぞれの選択と決断をくだしていく。
レミゼラブルの全文は書籍で読めます。ヴィクトル・ユーゴーの世界観を存分に感じられるので、ぜひ読んでみてください。
author:執筆者:高橋渉
「レミゼラブル」原作小説の感想・口コミ
【感想・評判調査概要】
調査対象:本書を読んだ人
調査手法:インターネット回答
50代女性
タイトルは、Lesが複数形、ミゼラブルは悲惨な、という意味で、「悲惨な人々」を描いています。フランス革命前夜、一般民衆の生活は苦しく、児童労働や身売りをする女性など、悲惨な状態でした。しかしマリーアントワネットを中心とした王侯貴族たちは贅沢三昧をしています。不公平な世の中に徐々に反発する民衆、それを抑え込もうとする国家権力、そしえて起こるフランス革命…。そんな激動の時代背景を知っていると、もっと楽しく読むことができる作品です。
40代女性
理不尽な罪によって人間不信におちいっていた主人公のジャンが、一人に司教によって、善に人に生まれ変わる描写が感動的です。ジャンを必要に追いかけるジャヴェール警部によって何度もピンチになりますが、何気なく行った人助けした行動により、ギリギリ切り抜けていきます。脱獄囚として常に隠れる生活をおくる中、コゼットと出会い家族になっていく様子と、コゼットをマリユス青年のもとに送り出し子離れするじゃんの心情が胸にせまります。かたくなにジャンを憎み追い詰めるジャヴェール警部の心の動きにも、力強さがあります。
レミゼラブルで伝えたいこととは?
レミゼラブルを読んだ人に、この小説が伝えたいことを考えてもらいました。
伝えたいこと①
司祭の無償の愛、そして信頼に応えようとするジャンバルジャンから、どんな不条理な世の中であっても愛や信頼が人や世の中を変える、という作者のメッセージを感じます。そして不条理な世の中は、民衆の力で変えることができるという作者の考えも伺えます。
伝えたいこと②
一人に男性の波乱万丈の人生と通じ、人は悪人もいるが善人も存在し、善い行いには善いことが、愛には愛が返ってくることが伝えられています。
伝えたいこと③
どんなに仲の良い親子でも、やがては子離れする時がくる。だけれども、素晴らしい思い出は親子のもので変わらないことが描かれています。
レミゼラブルはなぜ人気?
作品は、ミュージカルにもなっています。マリユスを密かに慕うエポニーヌのアリアはせつなさ全開の有名な曲で、フランス革命で民衆が声を上げて歌う「Do You Hear the People Sing? 」は圧巻です。宝塚もこの作品を題材に公演を行いました。映画やドラマも多数あり、いろいろな媒体がこの作品をとりあげていることが、作品が広く愛されている証拠でしょう。
また、主役のジャンやコゼットの、辛い目にあっても他人を思いやる美しい心に胸をうたれます。それと同時に、ジャンやコゼットを追いつめる悪役の個性が際立っています。ジャヴェール警部はもとより、コゼットを虐待していたテナルディエ夫妻の悪役ぶりが徹底しており、最後まで悪を貫いています。
レミゼラブルの基本情報
作品の詳細 | 内容 |
---|---|
作品名 | レミゼラブル |
カテゴリー | 大河小説 |
著者 | ヴィクトル・ユーゴー |
発売日 | 2003年9月9日 |
ページ数 | 1224 |
言語 | 日本語 |
ISBN-10 | 4002010163 |
ISBN-13 | 978-4002010168 |
レミゼラブルの英語版書籍
レミゼラブルは英語版の書籍もあります。
レミゼラブルのあらすじ、ネタバレのよくある質問
レミゼラブルのよくある質問に回答します。
「レミゼラブル」のドラマ・映画・関連動画
「レミゼラブル」のドラマ・映画・関連動画をご紹介します。
「レミゼラブル」は日本でドラマ化されています。気になる方はチェックしてください。
海外ドラマ化もされています。
「レミゼラブル」は映画化されています。気になる方はチェックしてください。
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レミゼラブルといえば原作以外に映画が有名ですが、他にもミュージカルやドラマ化されるなど大人気の作品です。
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